荒汐部屋 目次

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平成24年一月場所を振り返って(3)

大小林

2勝5敗 (序二段西36)

写真:大小林 筆者: 「どうでしたか,今場所の相撲は?」

はい。そうですね。なんともビミョーな感じで。

筆者: 「えーっと。どこがどう,ビミョーなんでしょうか?」

はい。なんとなく,そうですね。自分がふわっふわっとしてる感じで。

筆者: 「・・・・・・。」

突光力: 「おーい,小林!早川さんが困っとるぞー!」

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突光力

1敗6休(序二段西19)

写真:突光力 ・・・無念です。でも心は折れていません。

怪我した一番は,差して出ていって,親方も言ってたように腕(かいな)返せてなかったと思うんすけど,そんな間もなく入った瞬間に極められてしまった感じです。何もかも一瞬の出来事でした。気がついたら,肘があり得ない方向に折れ曲がってて,手はヘンな方向に向いてるし,もぉー,叫び続けました。そうしないと呼吸ができなかったんで。ホームページにも書いてありましたけど[そのレポート],「悲痛な声が二階席まで・・・」って,あのレポートのまんまです。

診断では全治三ヶ月。サイアクです。ドン底かもしれません。これから相撲を変えないといけないかもしれません。でも絶対,復活してみせます。怪我してから,数日じーっと安静にしてたら,その間に憶測が飛んでしまったらしく,いろんな人からメールとか電話とかジャンジャン入ってきて,地元からは,「逃げたんか?!」なんて言われました。いえいえ,こんなところでヘコタレてなんかいられないんで。まずは怪我を治して,絶対復活してみせます!!!

今場所,自分的にはサイアクだったすけど,今日リキさん(力山)が勝って,来場所の三段目昇進を決定的にしたんで,それが嬉しいっす。入門してからずっと一緒に稽古してきたんで。それはホント,嬉しいっす。

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廣瀬

3勝4敗(序二段西13)

写真:廣瀬 勝ち越したかったです。悔しいですね。

あと一番勝っていれば,三段目だった,ということもありますけど,勝ち越せていたら,初めての三場所連続勝ち越しだったんで。三場所連続勝ち越しってのを経験してみたかったですね。もうあと一歩のところなんですよ。今場所は,体調の方も悪いところなく乗り切れましたし。久しぶりに会った人から,「廣瀬またデカクなったな」とか言われるんすけど,体重はそんなに変わってないです。食べる量をだいぶセーブしてるんで,体重はちょっとしか増えていません。

筆者: 「意識的に食べたら,どんだけデカクなれるんですか! その’もうあと一歩のところ’3 - 4を4 - 3にするためには,あとは何が足りないんでしょう?大小林さんは,どう思いますか?」

大小林: 「はい。そうですねぇ,これはちょっとした‘勝負のあや’と言うんでしょうか。」

剛士: 「廣瀬さんに決定的に足りないのは‘アレ’じゃないですか? 体重。」

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