荒汐部屋 目次

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その2.飛驒野の意気込み

序二段東101枚目――夏でもその肌の白さは変わらない飛驒野。星も真っ白にします。

飛騨野 「今場所は,勝ち越したいです,って言うか,勝ち越さないとまた序ノ口に落ちちゃうので,なんとしても勝ち越します。

飛騨野 稽古は申し合い(勝った力士が相手を指名して続ける稽古)とぶつかり(胸を出してもらってひたすら押しては転がり押してはすり足しを繰り返す稽古)をやってるんですが,部屋の兄弟子は今の自分には強すぎるので,ぜんぜん兄弟子の稽古にならないんです。まだ自分は1勝さえしたことがありません。なので,大波さんに頼んで胸を出してもらってぶつかり稽古を中心にやっています。

飛騨野 入門してから半年以上経ったんですけど,ここまで「謙虚に素直に」を心がけてきたんですけど(一同:えっ!?),人付き合いって難しいですね。なかなか自分の気持ちを気持ちのままに伝えるのは難しいです。」

飛騨野 荒獅子:「コラ!飛驒野。人と話すときはちゃんとちんちんかきなさい。そうしたら抱いてやるぞ。半殺しでいいか。ぐへへ」

「・・・あ,これヘンな話じゃないんです。」

飛騨野 荒行志:「バーロ!真実はいつもひとつ!その話は『名探偵コナン』だ。」

「ま,コナンでも出てきたんですけど(第65巻所収198話《危険な2人連れ》),これ,自分の出身地,富山の言い方なんです。ラジオで富山弁講座みたいなの聞いてから,ちょっと流行中なんです。正座することを《ちんちんかく》,おごってあげることを《抱いてやる》,おはぎのことを《半殺し》って言います。富山弁といっても,五箇山,呉西,呉東でかなり違うんで,自分も初めて聞いたのもありますね。

飛騨野 で,相撲の話に戻すと,こっちに来てから6kgも太りました。でも,体重は増えたんですけど,筋力とかが強くなった実感もないし,稽古のキツさも変わらないから,特に感じるものはありません。そういう意味でも,強くなってるかどうかを実感できる機会って,ほんとに場所での星だけなんですよね。

飛騨野 あ,それから,先場所から千秋楽の総括は歴史ものでコメントしてるので[参考:先場所の総括],これをシリーズ化して「歴史の飛驒野」で覚えてもらえるように今からネタを繰っておきます。って自分でハードルを上げてしまった・・・。

ともかく,勝ち越せるように,はんぎりかんでくるちゃ。

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