荒汐部屋 目次

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その11.式守一輝の意気込み

行司三段目格――このところ,相撲字の上達が順調な式守一輝。

式守一輝 荒汐「地道な練習を何年か続けて及第レベルになると,巡業の先発隊に選ばれる。するとこれまでの練習と違って各巡業先では,番付などホンモノの書き物を大量に書く仕事が与えられる。そうした質・量ともに高いレベルでの書字経験によって,さらにどんどん上達していく。今,笹井(本名)はそういう時期なんだろうな。なかなかのもんだ。」と,部屋の師匠も言っています。さらに「この部屋用の星取表も手際良く書いたようだけど,ところどころ歪んでるのは?・・・ナルホドそれで手元が狂ったのなら仕方がないな。」

土俵外の仕事に奔走する,行司式守一輝にも今場所の意気込み(?)を聞きました。

式守一輝 「何回も言いますけど,行司に場所前の抱負聞かれても何もないっすよ。しっかりやる,がんばります,とかくらいしかないですよ。て言うか頑張るって何を頑張るのかがわかりませんよ。

式守一輝 式守一輝 それが最近,今度は甥っ子も産まれて,またまたとんでもなくかわいいんです(ぽわわ~ん)。こうして写メ見てるのが安らぎの時間です。ただ,これが自分の子どもだったらどこまでかわいいのか,もう恐ろしくなります。

え?そう言ってる間に何もかも反対されるようになるんだよ,って?・・・どうせ自分なんて「相撲バカのあのジジイ」とか言われるようになるんだ,うぐぐ・・・言わないで。

あ,でも毎場所,番付を実家とかにも送るときとか電話するんですけど,最近は,そのとき向こうから「にぃにぃ」って,ホントかわいらしい声で呼ばれるんですよ。姪っ子なんですけど。かわいいですよねぇ(ぽわ~ん)。

式守一輝 姪っ子のときは抱っこして,ずいぶん泣かれたんですけど(その記録),あれ今見ると,抱き方がおかしいんですよね。あの頃はまだ,どこ触っていいのか戸惑ってたんです。あかちゃんってやわらかくって,ここ触ってもいいのかな,だいじょうぶかな,みたいな感じで怖いじゃないですか。でももう覚えたから今度は大丈夫。はやく抱っこしたいなぁ(ぽわわわ~ん)。

式守一輝 式守一輝 ハッ!もういよいよ本場所だった。現実を見据えて行って来ます。」

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