荒汐部屋 目次

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荒行志(三段目東59枚目:最高位)

大都会と大自然,この二つの世界への憧れ。

いつもは大都会・東京を堪能していますが,今回は沖縄の大自然を堪能しました。

実は中学までまったく泳げなくて,今も足のつかないところでなんて泳ごうなんて思ったこともなかったんです。それがあの宮古島の海を前にすると,本気で,ああここでならおぼれ死んでも本望だ,と思えてしまって,いくら深くても怖さを感じず,ひたすら泳いでいました。ああ自然は素晴らしい。自然を感じる男,それが荒行志。

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さて,今場所。頑張ります。

東京から含めて,ここまで,激しい稽古ができたかなと思います。押して,押して,押して。それでも正直,まだ全然押せてません。押すのが一番大事ですが,一番キツイです。でもこれを乗り越えないと,この先はありません。

それより,緊張感がハンパないです。付け人を仰せつかりました。それも夏巡業の付け人です。巡業は付け人一人なので責任重大です。この本場所で練習して,仕事を覚えてこなければなりません。自分の相撲もですが,今場所は付け人仕事を徹底的に覚える場所にもなります。本当に緊張しています。本当に。

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荒篤山(三段目西22枚目)

気分は最高っすよ。何がって宮古島っすよ。宮古島の何って,もう全部っすよ。毎日が生まれた中で一番最高の時間でした。飯ヤバイ,海ヤバイ,もう何もかも最高。

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重くてヤバいっすよ。この腹。145kgはありますよ。場所前に,おかみさんがみんなを明治村に連れて行ってくれた帰りに,飯食う前に風呂行って体重測ったら144kgだったんっすよ。これで飯食ったら145軽く超えるでしょ。だからもうまわしもギリギリ。ちょっとカッコ悪いんで,東京帰ったら速攻買ってこなきゃ。

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さて,場所は,もう何も考えずに,余計なことは何も考えずに,とにかく前に前に。それだけを考えて行ってきます。せっかく体重も重くなったことだし。とにかく前に出る相撲をとるだけ,そこに集中してきます。

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福轟力(幕下東34枚目)

頭からも行くように相撲を変えているところです。だから勝ち負けより,この相撲に慣れる,この相撲を作っていくっていうことが,今場所のテーマになりますね。昔散々やったはずなのに,久しぶりのことなので,角度とか体の使い方とか忘れてしまってて,なかなか思うようにいかなくて,ちょっとイライラしてたんですけど,ようやく少しずつ掴むところが見えてきた感じがでてきました。大まかなイメージですけど。はたかれても落ちない相撲にしていかないと。まだまだ全然思うようにはいきませんけど。

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負け越しが続いてますが,そんな状態なので,もうここまで落ちたことだし,今場所は勝ち負けどうこうっていうより,これからの相撲をどうするのかっていうことを見極める場所になりますね,今場所というか,ここしばらくは。これからの自分の相撲を確立しないとどうしようもないので。いろいろ応援してくださる方には心配をおかけしてると思うんですけど。

でも,身体もいい調子だし,気分もいいし。だって,ついにあの憧れの沖縄を満喫してきましたから。いや,あそこまで美しいとは。何でも「東洋一の美しさを誇る」ってふれこみでしたけど,実際納得。白い砂浜に透明な海。もうあそこまで透明だと,なんとなく海水じゃなくて真水なんじゃないかとさえ思えてきましたよ。まぁ飲んだらやっぱりしょっぱかったですけど。なのに現地の方に言わせると,まだ梅雨明け前の2割程度の透明度だって。美を追求する福轟力としては,その本気モードの美しさも見てみたいですねぇ。

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