荒汐部屋 目次

[目次を飛ばして記事へ]

蒼国来(十両東2)9勝6敗[勝ち越し]

本人のFacebookページをご覧くださいませ。

Photo

このページの先頭へ

剛士(幕下東44)5勝2敗[勝ち越し]

5勝できた要因ですか? いや~どうなんでしょう。何も考えてなかったのが良かったんじゃないですかね。自分の場合,考えてもロクなことないんで。2年前の名古屋場所は幕下優勝? そうですよね,名古屋はゲンの良い場所だと思います。暑いから体もよく動いてくれるんじゃないですかね。

頭が空っぽになった原因は付け人の仕事です。今場所は「付け人長」とも言うべきリキさん(力山)が,足を怪我してしまって,急遽場所中に飛騨野と交代になりました。剛士と飛騨野,頼りないことこの上ない同期コンビ…。一応自分の方が付け人経験は長いんで,自分がリキさんの代わりを努めなきゃいけないところだったんですが…。「忘れ物キング」の自分にリキさんの代役なんて荷が重すぎます。リキさんが忘れ物したところなんて見たことがありません。今場所はリキさんの大きさを実感した場所になりました。

付け人は大変なことも多いですけど,勉強になることも一杯あります。印象的なことは,長年関取を務めている人たちは下の人間に優しいということです。うちの関取はその典型ですよね。もしいつか自分も関取になることが出来たら,人間的にもそんな関取になりたいです。

Photo

このページの先頭へ

大波(幕下東48)6勝1敗[勝ち越し]

まぁそうですね,6番勝てたのは嬉しいですけど,3場所連続で負け越していましたから。次の場所が本当の勝負だと思ってます。たぶん次は元の地位(3場所前)くらいに戻ると思いますけど,ここで勝ち越せないことには今場所の意味はないと思っています。

名古屋の思い出は「抹茶小倉スパゲティ」です。あるじゃないですか,有名な喫茶店。初めて行きました。メニューのネーミングがとにかくユニーク。「遊園地」とか「厚化粧」とか「火山」とか。ついでに「大波」も作ってよ。ネーミングも面白いけど,ボリュームがハンパない。「厚化粧」はフランスパンの上にあんこと,とんでもない量のソフトクリームが乗ってて,飛騨野と二人でヒーヒー言いながら食べ切りました。そしたら隣で細めの大学生が同じメニューを一人でペロリと完食。恐るべし,名古屋の大学生。

あと名古屋といえばカナブンですね。今年も相当カナブンやっつけました。静かに小説の世界に浸っているところに「ブ~ン,ブ~ン」って網戸に突進してくるんです。その度に隣のぶーちゃん(廣瀬)と殺虫剤片手に連射攻撃。もしこの世に「カナブン愛護団体」なるものがあったら,自分とぶーちゃんはヤバイっす。

Photo

このページの先頭へ

荒篤山(三段目西筆頭)3勝4敗

悔しいっすね。その一言です。最後に勝ち越しがかかってた相撲なんか,取り直し2番やって負けましたから,ホント悔しいです。3回目はさすがに力が残ってなかった感じです。スタミナつける上でも,もっともっと稽古するしかないですね。あと,自分は廻しを取ったら全然ダメだってことがあらためて分かったんで,廻しを取らせない相撲,それから取られたらすぐに切りにいくとか意識して,しっかり稽古していきたいです。

今場所は錦木関(伊勢ノ海部屋)の付け人をしていました。自分,付け人は長くやってるんで大丈夫だったすけど,剛士と飛騨野が大変そうだったんで,錦木関の仕事が終わってから二人の手伝いとかしてました。飛騨野なんか,関取の付け人はほとんど経験なしでいきなりリキさんの代わりにやることになったんで大変だったと思います。でも飛騨野は一回言ったことはキチンとやるし,覚えも早いので,慣れればちゃんと出来るようになると思います。

一宮の宿舎では毎年お世話になってる人たちがいて,場所前自分らが到着した次の日に,鉄板焼きに連れていってもらったことが良い思い出です。宿舎から会場(愛知県体育館)までは車で40分〜50分あるんですが,本場所は毎日関取の送り迎えしてもらったり,その他にも,自分ら若い衆にまでいろいろお世話をしてくれたり。本当に有り難いと思っています。

Photo

このページの先頭へ

福轟力(三段目西6)3勝4敗

休場明けの三段目の場所。自分でも負け越すとは思っていませんでした。想定してた数字とは全然違う結果。現実は甘くありません。

先場所休場の原因になった怪我は回復してきてるんですが,それよりも相撲全体の流れが良くないんですよね。頭でいく相撲に変えてから,攻めて行っても土俵際で叩かれたり,逆転で負けたりの相撲が多くて。それで自然と体が硬くなってるというのもあるかもしれません。頭でいく分,頭を下げすぎて叩きに落ちてしまうとか,相手との距離が近すぎて,相手を見る余裕がなくなってしまうとか。相撲は難しい。最後の相撲は以前のようにもろ手で突いていく立ち合いに戻して勝てました。ひとつだけでなくいろいろ取り入れた方が良いのかなとも思うんですけど,なにせ自分は不器用なんで。まだまだ試行錯誤ですね。

今場所はとにかく自分の弱さを実感する場所になりました。今は全然ポジティブになれないんですけど,必ず気持ちを切り替えて,前に進んでいきます。

Photo

このページの先頭へ

寛龍(三段目西41)2勝5敗

今場所は最高位でどうなっちゃうのかな,と思ってました。自分の相撲はとにかく廻しが取れないと何も出来ないんで,とにかく「廻し,廻し」と思って取ってました。とりあえず一勝できた時はホッとしました。

名古屋場所では,宿舎の敷地でバーベキューとか出来るのが楽しいです。今場所も場所前に親方が景気づけにバーベキューやってくれました。そしたら皆テンション上がりすぎて,酔いつぶれる者,泣き出す者,めんどくさくなる者,続出。常川なんか大泣き。皆が「ツネ,お前なんで泣いてるの?」って言ったら「こんな素晴らしい仲間と一緒に飲めて,幸せです!」って。

あ,そろそろ犬の散歩の時間なので,ここら辺で失礼します。

Photo

その2へ >

このページの先頭へ