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2007-06-17更新

【赤井】奇跡の完治

これまでお伝えしてまいりましたように,赤井は,2006年9月に頚椎骨折し,以来リハビリに務めて参りました(記録1記録2記録3)が,この度のMRI検診で,見事,完治が確認されました!!

完治が困難とされてきた力士の頚椎骨折ですので,本当に奇跡の完治と言えるのかもしれません。 これも,一重に彼の辛抱と粘りと努力の賜物かと思います。

病院の先生方,応援していただいた方々はじめ,沢山の皆様に支えて頂き,荒汐もおかみも感謝の気持ちで一杯です。そして,ご両親の暖かい見守りがあったからこそ頑張れたのだと思います。

何より一番うれしいのは赤井本人でしょう。その赤井本人のコメントは,以下に掲載させていただきました。が,本当の喜びの気持ちは,本場所の土俵で存分に表現したいとのことのようです。もう稽古への熱の入れようが半端じゃありませんので。

これまで回復をお見守りいただき応援いただきました皆様,謹んで御礼申し上げます。

2007-06-17更新

赤井のコメント

喜びの赤井お蔭様で,治すことができました。

骨折がわかったときは,ホントどうしようかと,ずいぶん悩みました。でも,自分が大相撲の世界に入門したときの目標を思い出すと,このままだましだまし続けていっても悔いが残るだけだから,どうなろうととにかく悔いの残らないように,って自分に言い聞かせて治すことを決意しました。

でも,治すって言っても,これまで力士で同じ怪我して,治った人はいないとも聞いてたので,本当に治るのか,かなり不安でした。それで実際,ハローベストつけてからも,ほんとキツくて,ヤばかったっすね。毎日天井ばっかり見てるような生活で。

稽古のとまらない赤井1ただ,自分は,もともとインドア派だったんで,部屋の中でボーっとしてること自体はあんまり苦にならないっていうか好きなほうなんで,まだましだったかも知れません。それに,親方・おかみさん,病院のかた,応援してくださる方々はじめ,すごくいろんな方が,じっくりいこう,ってほんとうに良くしてくださったので,なんとか治して恩返ししたいって気持ちがわいてきて,ずいぶん支えになりました。あとは,日記をつけて気持ちの整理をしてみたり。

稽古のとまらない赤井2普段はわからなかったんですが,部屋のみんなが,勝った・負けたでやってるのを見てると,それがもう羨ましくって。そういうことを普通にやってるんですよね,普段は。だから,これさえ治れば・・・って歯がゆい想いがずいぶん溜まってしまいました。なので,今は,稽古がやめられない感じですね。

といっても,ずっと首を固定していたので,とにかく首の周りの筋肉が完全に衰えてしまっていて,当たったりする稽古はできません。首の筋力を鍛える運動をやっているところです。自分の頭の重さだけでも相当な負荷になってる状態です。あとは,四股テッポウすり足といった基本と,筋トレですね。相撲のとれる身体に戻しているところです。

笑みのとまらない赤井今は,報われた,というか,とにかくスッキリした気持ちです。来場所は前相撲になると思いますが,久しぶりの本場所なので,次以降の気持ちの準備になるよう,その雰囲気を楽な気分で味わってこようと思います。

多くの皆様から励ましいただき,ありがとうございました。これからは土俵の上で,ご期待にこたえられるよう精進して参ります。これからもどうぞよろしくお願いします。

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