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連載:2013年,今年を総括する(5)

廣瀬(22勝20敗,勝ち越し3場所)[星取表

久々の最高位更新の一年になりました。勝率も5割を超えて,まあ満足とはいかないまでも,それなりに納得できる一年でした。

思い出すのはやっぱり大阪で,3連勝スタートからのまさかの4連敗負け越しですね。あれが今年の中では大きいです。場所前の稽古再開ですぐ腰を痛めてしまって,ぜんぜん稽古できないで場所入りしての3連勝。場所前はホドホドがいいのかな,なんて思ってたら4連敗。やっぱり稽古はウソをつきません。

あれからもう勝ち越すまでが怖くなってしまって,3勝したら大阪の悪夢がよみがえってきます。反対に3連敗すると次も負けるとしか思えないし。流れに逆らえません。できれば七月場所みたいに,無敗の4連勝でパッと勝ち越しを決めたいですね。ただ逆に勝ち越すとやや気が抜けるところがあるので,いつでも気を引き締めて。

九月場所は,初めて6番を狙うことができました。それは同時に三段目を狙うという一番でもあったのですが,あのチャンスをつかめなかったのはちょっと残念です。十一月場所は,まあちょっと体力の限界で,しょうがない。

珍しく今年一年,ずっと千秋楽15日目に取組がなかったんですよ。これって結構大きくて,特に11日目に6番目があって15日目まで取組がない,なんてスケジュールだと,モチベーションを維持するのに凄く苦労するんですよね。周りはどんどん終わっていくし。そういうメンタル面ではラッキーな年でした。

年間では5割を超えましたが,これで通算83勝85敗,あと2つで5割なのでもう少し。この意味では先場所2勝どまりはちょっと響いてますね。来年は,コンスタントに勝って,一度は三段目に上がること,やっぱりこれが目標です。そして,ちゃんこ番での役割が大きくなるので,こっちも頑張ります。

体重? いやぁ,わからないんですよ。誰も知らない,知られちゃいけない,荒汐部屋の七不思議の一,それが廣瀬の体重です。

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大波(22勝20敗,勝ち越し4場所)[星取表

去年からの続きで,幕下で勝ち越せない,っていう今年の前半でしたね。

それが七月場所6日目から怒涛の8連勝。これでついに幕下で勝ち越し。不思議なもので,1回勝ち越すと流れがどんどん行けそうな感じに変わっていくんですよね。そっからはイイ感じで,5勝,5勝,4勝と,勝ち越しが続く後半になりました。この流れからすると,来年の大波は飛躍が期待できますよ,と自分で言ってみる。

で,相手を見ると,三段目の上から幕下の下のほうって,毎場所おんなじメンバーとやってるんですよね。そこから抜け出すには何かきっかけが欲しかったんですけど,体重が105kgくらいまでいったのもよくて,それで九月に幕下で3連勝できたのが良い自信になりました。あ,ヤベ,体重の話しちゃった。その件(この約束の件)はちょっと・・・,設定体重を間違えたような気が・・・。

だけどこうしてみると,連勝連敗がヒドイっすね。4連敗-5連勝-7連敗-勝ち負け挟んで-8連勝,これぞまさに「大波」だ。これは良いのか悪いのか。連勝だけでいいのに。

今年は幕下で勝ち越すって山を一つ越えたんで,来年は,幕下15枚目以内を狙っていきます。もう頭の中は相撲のことばっかり,まさに相撲バカ,いや自分の場合は,相撲天才っすけどね(一同:しーん・・・・・・)

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