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平成24年十一月場所を振り返って

毎場所恒例,本場所を全力士が各自総括します。年末の今年の総括へのネタをとっておくためか,いつもより若干あっさりめとなっておりますが,どうかご覧くださいませ。写真は早稲田大学大隈庭園にて。

(写真はクリックで拡大,記事はスペースキーで1画面下がります)

飛騨野

3勝4敗 序二段西68枚目(最高位)

写真 正直言って,3連敗した時点で「全敗」の文字が頭をよぎりました。でも,初勝利の瞬間,そんなことは吹っ飛ぶくらいうれしかったですね。これまで勝てなかった相手についにリベンジを果たすことができた一番でもありましたから。

親方には「飛騨野の3勝は5勝分の価値がある」って言われました。自信になりますね。場所に行くと,稽古場より残れる感じがするし。少しずつ強くなってるんでしょうか。(廣瀬:場所であんだけ残せるのに,何で稽古場だと全然残れないんだろうね。場所相撲〈本場所でこそ無類の強さを発揮するタイプ〉なんじゃないの。いいことだよ。)そうなんですかね。

場所後はカラオケ三昧でした。出稽古先の関係の方がやってるお店で,一門の力士はカラオケ無料って誘ってもらって,思う存分歌ってきました。ありがたいですねぇ。

場所後恒例の歴史話なんですけど,親方からリクエストがありまして,親方は宮本武蔵が好きなんです。それで武蔵にかけて話してくれってことなんですけど,まだ本を読み終わってなくて,今,吉岡道場一門との対決のあたりを読んでますんで,年末の「今年の総括」までちょっと待ってください。

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荒行志

5勝2敗(勝ち越し) 序二段西62枚目

写真 何とか5勝できました。自分勝手番付編成会議では来場所4番で上を狙えるところに戻れる予定になったので,よかったです。ですので,5番勝てたってことが何よりの場所ですね。内容も,まわしを取ってくらいついてからの相撲で寄り切り,っていう自分がとりたい相撲がとれたと思います。

ジムもよく行けました。あそこのジムは本当にすごいんですよ。去年はまあ「すごいなあ」くらいの感じだったんですけど,あれからいろいろトレーニングについて勉強してるので,今年見たらいかにすごい施設なのかがよくわかりました。

そんなわけで,全体にいい場所だったっていう印象です。

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力山

足首靭帯断裂のため全休 序二段東60枚目

写真 もう稽古場に下りてやってるんですけど,なんか,靭帯が両足首ともゆるんじゃってる状態らしいんですよ。正直,こわいっすよ。膝より足首が。もう普段からこわい。

これは治しようがないんで,がっちり固定するくらいしかないみたいですね。まぁなんとかつきあっていくしかありません。つきあっていくしか。

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廣瀬

3勝4敗 序二段東47枚目

写真 いやいやいやいや,最低の場所でしたね。久しぶりの連続負け越し,内容的にも何にもない。最低の場所です。

しかも6番目の前にギックリ腰やっちゃって,相撲云々じゃなくなっちゃって。押しても痛い,引いても痛いんだから,ただ手を伸ばして引いて,相手が落ちてくれるのを待つしかない,って状態でした。

そして結果が3勝4敗。なんとも微妙。いいところが何にもない場所でした。

心の救いは川口(寛龍)も昇進を逃す連敗でともに悲しめることくらいですよ。親方には「廣瀬が川口を道づれにすべく足を引っ張んだろ」なんて言われる始末です。とほほ。

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寛龍

3勝4敗 序二段東9枚目(最高位)

写真 お,お,お,思い出したくないです。ノーコメント,

ってわけにもいきませんよね。いや,ものすごく緊張しました。自分,小さいときから,なんとか大会,とかそういう大きいことは全部ダメなんです。連勝してあと1つで三段目ってなってからはもう,ただただ緊張しただけでした。

しかも3連敗のうち,2つは決して勝てない相撲じゃなかったのを落としたこともあって,振り返ると悔しくて仕方がありません。まぁこれで手ごたえはつかんだんで,稽古の糧にします。

福岡での思い出ですか? いろんな意味で「寒かった」。以上。

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