おかげさまで,今場所から出られるようになりました。怪我のほうはすっかり大丈夫なんですけど,稽古不足もあって,出られるかどうかギリギリまでわかりませんでした。おかげで,本当に本場所に出られるということのありがたみを,今,ひしひしと感じております。
出られると決まってからは,もう絶好調です。稽古不足でも不安は全くありません。この喜びを心に刻んで,心機一転頑張ります。
いや,何を心機一転したのかはちょっと秘密事項なので,すみません。とにかく体のことをよく考えていくということで。
ところで,相撲協会の本場所のネット配信が,サービスがよくなって有料化されましたが,これが自分にとっても良いほうに作用してます。前はいくらでも見られたから,つい相撲ばっかり見てしまって,研究ばっかりしてしまうんですよね。考えすぎてロクなことないってわかってるんですけど,気になってしまって,どうしても。それが有料になってくれたので,四六時中見なくて済むようになりました。代わりにいろんなDVDを見るようにしています。時には一人で涙しながら。自分の場合,相撲から頭を離す時間を作るのが大切です。
でもやっぱり本場所に出られるっていうのはいいですね。本当にいい気持ちで場所を迎えることができます。場所後は白石を連れてプチバカンスに行く予定もあります。
なんだか話題の詳細がよく見えませんが,いろんな詳細は5年後くらいに,明かされると思うんでお待ちください。
体調はまぁまぁですけど,(荒篤山:みんな言ってますよ,常川は強くなったって。だって,飛騨野と充分やりあってるんだから。飛驒野の番付わかってる?序二段ヒトケタだよ。)いやぁ,自分ではあまり実感はありませんけど(ニヤニヤ)。
先月は初めて田舎(富山県南砺市)に帰りました。いやぁ,はじめて田舎の良さがわかりましたよ。田んぼがずーっと続いててシーンとしているあの光景。電車の窓から立山連峰の雄大な姿が見えたときには,涙腺が緩みました。地元のみんなも,案外自分の相撲を見てるみたいで,頑張れって言われました。
この大阪で入門1年。2回目の大阪に来て,昨年の不安で押しつぶされそうだった時を思い出しました。それを思うと,この1年で成長したのかな,くらいは言ってもいいのかな。確かに11月に稽古を始めて3ヶ月ちょっと,その間では確かに強くなったのかなぁ。
今場所は,とりあえず頑張ります。あんまり目標とか立てると,焦るだけなので,とりあえず頑張ります。
本場所は,これまで場所に行くと,兄弟子の仕事を見ろって厳しく言われてるのに,どうしてもつい相撲を見てしまってましたが,もう,相撲のことはきっぱり忘れて,床山の仕事に集中します。でも,関取が前を通るたびに,反射的に,あっ!○○関だ!!って興奮してしまいます。それもだんだん慣れてきたと思うので,ないようにします。
毎日部屋にいると,たくさん髷を結えるので,どんどん覚えていきたいです。