荒汐部屋　大相撲

大相撲，荒汐部屋の日常をお届けします。師匠は元前頭・蒼国来。 [English guide to watching our morning practice]

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とても，とても長かった15日間でした。地獄を味わいました。土俵に立っても立っても，軍配はあちらに。こっちに来たと思っても，2度も差し違えであちらに。もう二度と勝てないのかと思いました。

もう，1勝したときは，うれしいとかそんなんじゃなくて，ただただ，よかった・・・と。安堵の思いでいっぱいでした。

序二段上位の厳しさを思い知らされましたね。また，来場所・・・としか。

なのに，部屋のみなさんが私を見かけるたびに「おーい，ツネぇ（常川）！ツネって今場所，何勝だったっけ？」って大声でわざわざ聞くんです。そしてそのたびに常川が「おかげさまで，4勝，勝ち越しです。」って神妙に応えるんです。いったい何の仕打ちなんですか！

あ，おかげさまで，はい。えー，そうですね，まぁこれで戻れるんで。ええ，三段目に。

ま，今場所はですね，いい調子で，とりあえず，力は出せたかな，と。

ま，来場所，また頑張ります。はい。

（場所を終え，早々に故郷・徳島へと旅立ちましたため，コメント未収録です。）

怪我なく終わったんで何より何より。

とにかく初日がすべて。先場所の決定戦の相手と当たったんで，ここだけは負けるわけにはいかなかったですから。「何だよ，まぐれかよ」みたいなことは言わせたくないですからね。

内容的にも，場所でなかなかできなかった突く相撲がめずらしく3番も取れたし，納得はいってます。1番だけ酷い引きがあったのくらいかな，悔やまれるのは。

今場所はいわばリハビリですよ，リハビリ。先場所は本場所のリハビリで，今場所は序二段のリハビリ。これで来場所からいよいよ本格復帰です。これから，これから。

そんなわけで，すがすがしく終わった今場所でした。