締めくくりますは,勝ち越しました幕下以下上位4人衆です。
あーもー!ホントだめ。ぜんっぜんダメ。
もう一番,ってところまで行けてない。思い知らされます。
負けた相撲の立ち会いが,全部中途半端。中でも2敗目がサイアク。待っただと思ったら待ったじゃなくて,何もしないまま負け。最後の一番もヒドかった。中途半端に立っちゃって速攻もろ差しされてバタバタしただけ。ぜんっぜんダメ。相撲が取れてない。
あーもー!勝ち越しはしたけど,よくないところばっかり出てしまった場所でした。超後味悪い。また来場所っす。
(この後,某所某氏より,師匠荒汐♥おかみさんの結婚披露宴の写真を見せてもらって大はしゃぎ。イイものを見たので,これで気持ちよく来場所に向かえる~!)
ずーっと悪い状態が続いてましたが,五月場所終わってからくらいかな,ちょっと調子が戻ってきた感触があったので,今場所はイイかもな,という手ごたえはありました。
調子が良いっていうか,ずっと場所ごとにひとつ課題を考えて挑んできてるんですけど,そのこれまでの一つ一つがようやくしっくりしてきたと思います。
まずついていけるようになってきたっていうのがあります。足が相撲に,身体に,ぜんぜんついていけてないっていう状態がずっと続いてたんですけど,それがついてくるようになってきました。
それと,考えてきた相撲の形ですね。頭から当たってから,つっぱって,崩して,押し切るっていう一連の流れが,ようやく自然な感じに出てくるようになってきました。決まり手にも出てるんですけど,場所中勝った5つのうちの4つが押し。負けた2番も,攻めてる中での結果なので,内容的にはまぁ良かったと思っています。
もちろん,立会いのタイミングとか角度とか,課題はいろいろあるんですけど,全体として今場所の相撲の中身はよかったと思います。
そうは言っても,まだ三段目なので5勝で満足しているわけにはもちろん行きません。そりゃもっと勝ちたかったですけど,まぁまずは幕下に戻れるので,そこで上を目指して稽古していきます。
とにかくうまくいかないっていう日々がほんと長~く続いていたので,うれしいというより,安心した,ほっとした,というのが今場所の感想です。
くぅ~・・・悔しいです。
勝ち越し?はい,確かにここでの勝ち越しはうれしいんですけど・・・
だって惜しい相撲が何番もあったのに,そこで勝てなかったんで。なんとか最後の一番で5勝してってところまでは来たのに,それも落としてしまったし。来場所上位の夢が飛んでしまいました。
場所もだし,稽古場でも,そこそこ力はついてきてるかなっていう実感は出てきてるんですけど,肝心のところで出せてないんですよね。勝負強さが足りません。相撲も,精神面もまだまだ鍛えていかなきゃいけませんね。
来場所にむけて考えてることですか?正直それどころじゃありませんよ。付け人で巡業出るんで,そのことで頭がいっぱいです。1ヶ月間,福島を含む21箇所の長丁場。何とか無事に乗り切っていろんな力をつけてこれるといいんですけど。
(写真:使えそうな写真を撮る前に分かれてしまったので,今回は無くってゴメンナサイ)
いやぁ,なんとか。ふぅ。
場所前の稽古がしっかりできたのがよかったですね。時津風部屋に出稽古行ってたんですけど,幕下で申しあいやってから,小柳と二人で三番(=三番稽古:何番も同じ相手と相撲を取る)やって,それから関取衆の申し合いにも参加する,っていうパタンで毎日やってました。最初のうちは関取には一番も買ってもらえませんでした(=稽古相手に指名されなかった)けど,だんだんちょこちょこ買ってもらえるようになってきました。見てもらえてるんだなって実感できて,うれしいっすよね。といっても,幕内の人ばっかりなんで,まったく相手にはなりませんけど。
場所は,番付が上がったからといって特に緊張したりはしませんでしたし,当たり前のように元関取って人がゴロゴロいるところなんで,もう特に意識してられなかったですね。うちの関取からも,リラックスして肩の力を抜いて行けば負けるようなところじゃない,って言ってもらってたんですが,ホントそのとおりになりました。
負けた相撲も内容としては悪くなかったんですけど,逆に,勝ちきれなかったってのがやっぱり悔しいですね。ここにくると星一つの違いが次の番付にものすごく効いてくるし。
とはいえ,みんな必死です。自分も我慢して我慢して何が何でも相手の中に入ろうとするんですけど,相手はそれを何としてでも阻止しようとして,もうあらゆることをやってきます。顔なんてガンガン張られました。ほとんどグーパンチみたいなもんですよ。ボッコボコに殴られた人みたいな顔になっちゃって,戻ってくる途中,道行く人がみんな,こっち振り向いて二度見でしたよ。どうしたの?ってやたら話しかけられるし。誰もが振り向くイケメンってああいう気分なんですね。
え?あんなに張られて痛くないのかって? それがその場では全然痛いとか感じないんですよ。ただただ中に入るぞ,自分の相撲を取るぞ,っていうのに必死で。それが取り組み終わって,支度部屋に戻ってくると,あれなんか顔がヒリヒリするぞ,ってなって鏡見たらえらいことになっててびっくりして,それからヅンヅン痛くなる,って感じですね。
ここまでくると,目の前に見えてますし,生活がかかってますからね,そりゃみんな必死なのは当然です。厳しい相撲が続きますが,それでも我慢して我慢して自分の相撲を貫いた者が勝つので,とことんやるだけ。あとは,もうちょっと身体が大きくなるといいんですけど,たいてい体重は勝ち星についてくるって言うし,とにかくしつこく自分の相撲を磨いていくしかないですね。