荒汐部屋の2023年を締めを一人かっさらっていったのは,大凜山(だいりんざん:愛知県北名古屋市出身)。かつての名古屋場所の荒汐部屋宿舎の近く,一宮工業高(現,一宮工科高)のラグビー部から,昨年三月場所に入門[入門時の記事]。180cm,135kgとさすがはラガーマンらしい堂々とした体躯ではあるものの,相撲未経験での入門とあって,何から何までゼロからの修行で,苦労に苦労を重ねた一年だったと思います。福岡ではみるみる白星を積み重ね全勝,会心の相撲で決定戦を制して見事序二段優勝を成し遂げました。
これで各段優勝15回を数える荒汐部屋。白星が重なると,経験した兄弟子らが「緊張するんだぞ~」「決定戦は眩しいんだぞ~」「歓声の迫力はエグイぞ~」とありがたいアドヴァイスをくれますが,大凜山は豪快に笑い飛ばします。
これが決定戦前夜。「おかげさまで明日決定戦です」「やってやりますよ」とノリノリの自然体。実際,見事な決定戦の相撲をとりきったのでした。
早くも三段目で新春を迎える大凜山。着々と番付を上げる齢の近い部屋の力士とも切磋琢磨して,ますますその突き押しに磨きをかけることでしょう。ひきつづきご注目のほどよろしくお願いいたします。
【ご案内:11月26日】
— 荒汐部屋 (@arashiobeya) November 2, 2023
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