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あの暑かった名古屋場所を終えた各力士に,感想を聞いてみました。
成績としては,上位2名以外は,あまり振るわなかったように見えますが,星だけでは見えない内容がいろいろあったようです。ヘンに落ち込んでいる人,もう投げやりになっている人,目標を据えて少しずつでも取り組んでいる人,いろいろな状況。どんな差になって現れてくるでしょうか。
名古屋から引越ししたり,なんじゃかんじゃとあって,まだまだ残暑厳しい毎日ですが,もうかなり前のことのような気がしてきます。
なお,荒汐の総括コメントは,名古屋まではるばる駆けつけていただきました早川様に,千秋楽パーティーで記録していただいたものです。毎度本当にありがとうございます。
毎年,名古屋は暑さが怖くて怖くて。それにしても,年々だんだん暖かくなってる気がするんだけど。名古屋もだし,冬も九州なんて前までは凍えるようだったのに,最近は普通だし。温暖化なのかなぁ。
今場所は,場所前から身体がよく動いたのが何より良かったです。暑いのはあまり好きじゃないんだけど,なぜか名古屋に来ると,毎年ヤル気はぐんぐん出てくるんです。なので身体も動くとすごく調子がよくなる。
ただ,勝ち越すまでは,あまり相撲内容は良くありませんでした。5番目で少し良くなった。次の負けた相撲も,前に出れたから,まあ良し。全体的に投げが多くなると,見た目は派手だけど,自分としては駄目。自分の相撲じゃない。
優勝決定戦まで行ったのは,突然の話でびっくりしたけど,うれしかったですよ。だって,今まで序ノ口から三段目まで,全部の段で優勝か優勝決定戦まで行けてたので,これで幕下も決定戦まで行ったってことは,もう幕下以下でやり残したことはない,ってことだから。そんな気持ちだったので,決定戦はまったく緊張しませんでした。一番リラックスしてとった相撲に。負けたけど気持ちよかったです。
身体の調子を整えるとこんなに元気になるってことがわかったので,今後は,また体調管理に細心の注意を払いながら,上にね。。。あぁ,オリンピックやってるね(遠い目でTVを見る)。
6勝1敗は,番付が幕下西28枚目ですから,それなりの成績と言えるでしょう。ただ,決定戦の相撲を観ていますと,前褌を取って相手を前後に揺さぶるとか,横から崩して攻めるとか,そういった技術が全くありません。これから上位に上がったら,又それで苦しんで,一つ二つ負けるんじゃないかと思います。6勝1敗ですから,けなす成績ではないのですが,ついつい。。。
そうかぁ,蒼国来はもともとレスリングで北京五輪を目指していたんだから,五輪を見る目も,ほかの人とはちょっと違うのかもしれない。
まったくうれしくないですね。勝ち越しの中で一番うれしくない勝ち越しでした。というのも,最後の一番は,幕下がかかってたんです。もう自分では幕下になったつもり満々になってました。あぁ来場所はついに幕下なんだ,って。幕下では勝てないだろうけど,それでも幕下なんだなぁ,って妄想してました。とにかくとりあえず上がりたかった。それなのに,実際は,土俵際で見透かされたように見事にはたかれて。。。悔しくて悔しくて。なので千秋楽は,落ち込みまくりました(荒獅子:自分で勝手に幕下って思い込んでて,実際勝ったのに上がれなかったら,もっとショックだぜ)。
前,大阪場所で同じくらいの地位だったときは2勝しかできなかったので,場所前はせいぜい勝ち越しできれば,と思ってたんですが,ここまで勝てたので,このまま勝って,と思ったのに。。。
でもきっとここまで勝てたのは,場所前に母から御守りを送ってもらいましたので,そのおかげかと思います。。。どうですか?こういうこと言うと好感度アップしましたか。え,いや,御守りのおかげかもっていうのは本心ですよ。
昨年,名古屋は怪我で行けてなかったんで,今年はいろいろな方と知り合うことができて,その点はうれしかったですね。来場所は最高位で厳しいですが,勝たなきゃ幕下には上がれませんからがんばります。
千秋楽にもし勝っていて,幕下に上がることようなことがあったことしても,負け越していたでしょう。最後の相撲なんかは,相手を土俵際まで持っていって,相手は立ち腰で,伸びきった状態なってるんで,後は腰を下ろして一押しすれば勝てるところを,まともな叩きにバッタリ手をついてる。本人は5番勝っても負け越したような気持ちでいるんでしょうけれども,まだまだ稽古が足りませんね。
ただ,一門の親方で,突っ張りだけで幕内上位に上がった親方に会って話をしたときに,「赤井は首の怪我をして,3ヶ月で相撲を変えてきたのだから,この成績は上等なんじゃないかな」と言われまして,私も半分は納得して帰ってきました。来場所4番5番勝てるように精進して,あんまり暗くならないように。
千秋楽など部屋に帰ってから,一言も話をしてないんですよね。そんなに落ち込んでいては駄目。酒でも飲んで,気分転換して欲しいと思います。
すっかり幕下になった気になってるってすごい思い込み力。でも現実は三段目なんだからまだまだ真剣にちゃんこメニューも考えてよ。
調子は良かったですね。内容も良かったですね。負け越しましたけど,納得の場所。自信がつきました。
それより思い出としては,休みに赤井と木曽川の淡水魚水族館(アクア・トトぎふ)に行ってきました。世界の淡水魚が一同に。アマゾンの魚とか,日本一大きなナマズ,3メートルくらいかな,そんなの見て興奮しましたよ。俺もあのくらいのを釣ってみたいな。カワウソもいましたよ。水のネズミみたいで,群れてる姿がかわいくてかわいくて。
今場所3番目まではとんとん拍子で行きまして,給金相撲2回やって,2回とも負けました。決して家賃が高いと思っていません。勝ち越せるかなぁと思ってました。相撲内容も,1番2番しか見ていませんが,そんなに悪い相撲じゃなかったんで,今場所の相撲が来場所に繋がっていけば,来場所は5番くらいは勝てるんじゃないか,と思っています。
二十歳を前に,相撲も強くなってきたようで。増えた弟弟子にもしっかりしたところを見せているようで。
とにかく暑かったっすね。赤井とエンさんには,2勝,2勝って言われてますが,不戦勝でも勝ちは勝ちですよね。怪我や病気をしないように自己管理するのも勝負の一部だと思ってますから。とはいえ,相撲内容は良くないのが多かった。整体で下半身が良くなったのはいいんだけれど,内容的には一気の速い相撲が取れなかったです。勝った相撲も,とうてい納得できるものではないです。稽古のときから,とにかく,前に,前に,止まらず前に前に,そればっかり考えてやってるんですけど,ぜんぜんできなかったです。内海さんにおいてかれないように,ここからもう一歩,強くなりたいです。
東京に帰るや否やわんぱく相撲の小学生に泊まってもらって,一緒にちゃんこ食ったりしたんですけど,たまにこういうのは良いですね。純粋に楽しい。結構,みんな食べるのでびっくりしました。
最近は,歯の徹底治療を続けてるんですけど,歯医者さんが厳しくておっかないです。歯磨き10分以上しろ,だって。タイヘンです。
大澤の相撲は,稽古場の相撲どおり,足が出ていません。立会い変わって,一気に持っていかれる相撲があります。それを稽古場から,直していかなければなりません。それが直れば,三段目までは,すぐ上がれる力士だと思っています。
このところ,なんだかしっかりどっしりしてきて,部屋のお兄さん役をしっかり引き受けてる。何かキッカケでもあったんかいな?
いつものとおり,いつも通りです。体調は途中までは良かったです。さあ調子よく始まるぞ,って時になってダメになる。また今回もこれか,とイヤになりました。鎖骨にヒビが入って。はい,もう終わり。僕の名古屋はそこで終わりました。
ところで,中学の時から,インスタントカメラでむやみに写真を撮りまくってたんですけど,最近,近所の人に本格的なカメラを触らせてもらったら,カメラ熱がよみがえって来ました。特に何を撮る,というわけじゃないんですけど,何を撮ったのか,後から見てもわからないものばっかりなんですが,そんな感じに写真を撮りたい今日この頃です。。。
五十嵐は,気持ちの打ち沈みが激しいです。稽古場で四股も踏まない時もあれば,一生懸命やる時はやるんですけど,それがそのまま今場所に出ました。結果的には2勝5敗。その悪い癖が直らなければ,ちょっと難しいですね。直ればすぐ上がれる力士なんですけども。
運気は自分で呼び寄せよ。「それでもなお!」の力を信じて。
最悪。悲惨。以上。
整体とかしてもらって,体調は良くなったんですけど,気持ちだけではもう通用しませんでした。身体がさっぱり追いつかない。いくらなんでも番付が上がりすぎです。いい経験になりました。出直しです。出直し。
これまでは気持ちだけで勝った感じだったんですが,気持ちもへし折られました。思いっきりやってやる,って言っても,軽くポーンといなされて終わり。力の出しようもない。
次は一気に落ちるので,また勝負できるとは思いますけど,そこで勝ったとしても,またこんなところで相撲取らなきゃならないのかと思うと。。。相撲は,先が長いですね。
みなさん強くて強くて。教習所とはぜんぜん違う強さの方ばかりで。教習所で一緒の方と当たったときに,実は事前に力山がアドバイスしてくれまして,こう来るからこう行けば勝てるぞって。そのとおりにやったら勝ちました。ありがたいですね。
名古屋は暑かったですが,いろいろな方にいろいろなものをごちそうになれたのがうれしかったです。味噌カツとか,名古屋の味は結構好きになりました。
力山と寛龍は,「家賃が高い」と表現するより,「六本木ヒルズにでも,住んだんじゃないかな」と思うほど,ちょっと高いところに行き過ぎました。今場所は大負けして良かったんじゃないかな,と思ってます。力山なんかは,周りが大きすぎて,見ていてかわいそうなくらいでした。寛龍は,前に出れないんですね。仕切り線よりも前に出ないんです。勝つときは,振って,たまに勝つという感じです。力山も寛龍も,同じで,番付が上位に行き過ぎました。
序ノ口と序二段でこんなに違うんだということを,見せ付けてくれた。二人とも始まったばかり。じっくりと。
ねぇ。。。もう。。。3連敗して。
初日,親方がたまたま見てたんですけど,いい内容だったんだけど引きまくられて負けてしまって。「相手をよく見てとらなきゃダメだよ。下ばっかり見てるから,バタバタ落ちるんだ」って教えてもらったんですけど,その後も,同じように引かれる相撲が多くて,散々。調子も悪くなかったし,勝ち越さないといけない地位なのに。ねぇ。
そういえば,流行のクロックスのサンダルで,エスカレーターにちゃんと乗らないと危ないって話題ですよね。ドンキに行った時,クロックスじゃないんですけど,ビーサン(ビーチサンダル)でエスカレータに乗ったら,挟まれちゃって,ドキッ!!。とっさの怪力で無理やり引き抜いて難を逃れましたけど,生きた心地がしませんでした。こっちのほうが忘れられない思い出に。
松峰之山は,どうしても,緊張するのと,頭を下げて相手を見ていないので,前で手をついて負ける,そういう相撲です。どうせなら,一発で当たって,思い切って持っていく相撲を取ればいいのですがね。
この負けっぷりは本当に不思議なくらい。千秋楽はベースの隠し芸でハッスル。
悔いが残る場所になってしまいました。場所前に言っていたことと逆になっちゃって。
を脱臼してしまったんです。お医者さんに見せたら,3週間安静,って言われたんで,はいわかりました,と休場したんですが,そうしたら親方にすごく怒られて。「これは稽古じゃないんだ,本場所は這ってでも取る気持ちで挑まなきゃダメだろ」って。そうなんですよね,この日のために稽古してるんだから。
相撲は,勝てる相撲が多かった印象です。なのに,自分で組みにいったり,まっすぐ持って行ったのに,土俵際でとまったり。シャミチ(電車道のこと)に持って行ってもいなされて落ちたり,次も同じことになったり,負け越したので,もう気分を入れ替えて思いっきり,って思って取ったのに,なぜか組んじゃって極められて。
名古屋は静かなので,なんとなくのんびりしてしまいます。場所のことだけに集中できますね。
こっちに帰ってからは,すぐわんぱく相撲大会の小学生が泊まっていったんですが,おじさんみたいな子がいて,やべ,負けそう,ってびっくりしました。
増田は初日の相撲で足首を痛めまして,本人が休場するというので,そのかわり,外出禁止だ,寝ておけ,と言ったら「明日から出ます」という。だったら,出ろ,と。そう言って,出場させました。増田はもっと自分に厳しくしなきゃ駄目。
自分に厳しく,ってことの意味がちょっとわかった気がする今場所。かな。
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千秋楽:増田と松峰之山の隠し芸。
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