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うわっ,やられてる。。。
普通は,稽古が終われば「あ~終わった,終わった,ふぅぅぅ」とひと息つくところですが,そうはいかないのがちゃんこ番。ヘトヘトの身体にムチ打って,みんなの朝兼昼のちゃんこ作りにとりかからねばなりません。その一切の指揮を任されるのがちゃんこ長。荒汐部屋では荒獅子光。
「ヒカル! ここにお肉まだあるじゃない!どうしてまた買わなきゃいけないの?もう名古屋に出発なのよ。野菜は?野菜?野菜が足りないんじゃないの?トンカツ?だったらキャベツたくさん食べられるでしょ。キャベツの千切りはどうするの?切ったら冷たい氷水にさらすとシャキッとしておいしいのよ。全部自分でしなくて良いでしょ。ちゃんこ長なんだから,人を使ってやらせなさい。冷蔵庫の中身をどうしてホワイトボードに書いてるのかわかってる?使ったら消す,買ったら書く,それで何があるかを見てメニューを考えれば無駄が出ないでしょ。うまくやりくりを考えて!」
次から次へと大番長(おかみ)から指導され,ちゃんこ長の頭は混乱で爆発寸前。みんなの「一所懸命なのに,可哀想な光さん」の眼差しが注がれます。
荒汐「本当なら,先輩の古参力士からちゃんこ番のやりくりも倣って覚えるんだけれど,新しい部屋だから自分で作り出していかなきゃならないんで,そりゃ大変だよ。」
ちゃんこ長には,稽古場を終えてからのほうが,厳しそうな荒汐部屋です。
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