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「兄弟子!ちょ,ちょっと,どうなってるんですか?」
とある平穏なある日の夕方のこと。この時間は,毎日,順番でちゃんこの当番になっている者を除いて,弟子が分担して部屋の掃除をいたします。掃除のもち場は一定期間,各自に割り当てられており,それぞれ自分の場所を責任もってキレイに掃除します。しかし,この日はたまたま,お風呂場担当の者が,怪我で掃除できないため,弟弟子が代わって掃除することになりました。
風呂場は普段は,乾燥機をつけてみんなの洗濯物を乾かす場所になっています(干された下着や何やでお見せできる写真がございません・・・)。その入り口には脱衣場があり,各自のシャンプーや石鹸を入れる棚が備え付けられています。脱衣場の床は樹脂製のすのこマットが敷かれていて,稽古の後の泥で床がドロドロにならないように工夫されています。しかし,そんな工夫も,メンテナンスしないことには,ヒドイことになるようで。
鴜洲「とんでもないですよ。一体,兄弟子はどこを掃除していたのでしょうか。スノコをめくってみたら,ヘドロ状態。泥が腐って,まさに地獄ですよ。地獄。隅々からゴミも出るわ出るわ,結局,45リットルのゴミ袋が一杯になってしまいました。」
大波「こんな時期に年に一度の大掃除っすよ。壁といい床といい,拭かれたためしが無かったようで,拭けば拭くだけ垢が落ちるといった状態。吉田さん(鴜洲)と一緒に,床からタイルから浴槽から,結局,この二部屋丸ごと掃除ですよ。それで何時間か掃除してたら,その兄弟子が来て『あれ,まだやってんの?』って言うんですよ。」
鴜洲「ヒドイですよ。『兄弟子どこ掃除してたんですか!?』って言ってやりましたよ。」反省してもらわないといけません。まったくもぉ。でも,掃除をやり遂げると,懐かしい感じを思い出しました。この疲労感は,幼少期に遊園地に行った帰りと同じだ,って。疲れ果てて,父親の下手な運転の車にのって,気持ち悪いような,あのやりきったたそがれ時の疲労感。」
てなわけで,ひととおり掃除・片付けが終わり,掃除道具たちも疲労感一杯で,片付けられたのでした。どうか,兄弟子,きれいにお掃除お願いします。(上の写真に,以前の看板が写っていますが,一時退避させられているだけです。新看板については,間もなくご報告。)
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