相撲部屋はご存知のとおり,同じ屋根の下で毎晩大勢の力士たちが寝ているわけでして,そうするといろいろな寝方をする人が一同に会するということにもなるわけです。
睡眠時の呼吸障害を防止するために呼吸器をつけている人には,「あぁ,きちんと自己管理して寝てるんだな」くらいの感想でいまや特に驚くべくもないんですが,ぬいぐるみを抱いてしか寝られない人には,「あの,おふざけになってるんですよね」と一瞬ひるむものの,まぁこれもよくありそうな話ではあります。
しかし,寝転んだままケータイを上にかざし持って,しかも目を開けたまま寝てる人を見ると,そもそも寝てるのかどうかがわからない上に,しかも本当に眠ってるというんだから,さすがに少々驚きを感じます。さらには,寝ているのに眠ったまま急に座ってみたり,ひどいときにはなぜか眠ったまま天井の蛍光灯を取り替えてしまったり,という人には,驚きというよりある種の怖ささえ感じずにはおれません(美しく言えば,それくらい疲れきって寝るということですから,稽古のタフさが偲ばれます)。
そんな話をしてると,写真の廣瀬を「炊飯器抱えて寝てるんだろ。で,寝ながらバクバク~って」と無茶苦茶なイメージで語る人がいますが,そんなことは決してありません。そういうことは,起きてる間にやってます。