去る,2011年10月22日(土),荒汐部屋からすぐ近くの中央区総合スポーツセンターにて,「全日本綱引フェスティバル」が開催され,これに荒汐部屋も参加させていただきました。
この「全日本綱引フェスティバル」は,「東日本大震災復興支援・一本の綱がみなの心を繋ぐ!」をキャッチフレーズに,(社)日本綱引連盟,中央区観光協会[オフィシャルブログ],中央区商店街連合会が共催するもので,中央区の区長さんや中央区観光大使の皆さん[堀さんのブログ,清水さんのブログ,柴川さんのブログ]も見守る中,全国から集まったチームが,競技者の部(選手権の部)・一般の部・ジュニアの部に分かれて綱引を競い,荒汐部屋はこのうち一般の部にエントリーしました。
綱引きということで,運動会気分でリラックスムードで参戦したものの,競技者の部の皆さんの競技っぷりを見ると,熟達した技と力の応酬で,徐々に気合が入ってきました。完全に息が合った引き合いは,綱が1本の硬い棒のように見えます。
まず2ブロック各6チームのリーグ予選があり,上位各3チームで決勝トーナメントが行われます。
「なんだよ,体重差で勝ってるだけじゃねーの?」外野組は好き放題の論評です。
実際,予選リーグは他を一切寄せ付けず全勝通過。しかし,対戦を通じて綱引きのコツがわかってきました。作戦をたてて決勝に挑みます。
プロスポーツ選手集団が勝手を知ってしまったら,申し訳ないですが,勝負になるはずもありません。次々撃破し,決勝でも日本橋消防署どすこいチームを圧倒して見事(?)優勝しました。
優勝者の威厳を示すべく,小学生のみんなとエキシビジョン。「ほーら,思いっきり引っ張ってごらーん」超余裕。あたりまえ。
「私たちもお願いしまーす」。福島からの小学生のみんなともエキシビジョン。「ほーら,思いっきりひ,ひ,ひぃぃぃ!!」大波兄弟と福轟力の福島トリオが全力で対抗しようとしましたが,あれよあれよと成すすべなく引っ張られてしまいました。
「何,小学生に負けてるの?」「は,はずかしい。。。」「かたじけない。。。」
よく見てみれば,そのチームの名は「ヤングプラザスポーツ少年団」。福島県浪江町が誇る綱引きチームです。今年は原発事故でメンバーが各地バラバラに避難しているという困難な状況の中,全日本ジュニア綱引選手権大会で3位入賞を果たすなど,綱引界の横綱大関と呼ぶべき偉大なチームです。この日は特別参加ということで,ジュニアの部でも,全チームをバッタバッタとなぎ倒していました。
もちろん,大人げない我ら荒汐部屋は,この後2名増員し,ほぼ倍の体重をもってリベンジを果たし満足げに引き上げたのでした(会場ドン引き・・・)。