式守一輝に贈ってもらった幕下昇進祝いの着物姿を鏡で嬉しそうに見ている荒篤山。
荒篤山でこそ着こなせる鮮やかな黄色がお似合いです。
仲間からのこういうお祝いはニコニコですが,
師匠から贈られる博多帯となると,厳粛な面持ちにならざるを得ません。「このたびは,幕下昇進,まことにおめでとうございます。」厳かにそう告げられ,一段と身の引き締まる思いです。
荒汐「なかなか洒落た良い色だろ?」
おかみ「私が口を挟んだからこそのこのセンス!」
荒篤山「す,すばらしい限りにございますです。」お祝いしてもらうのも,なかなか気をつかうようです。