荒汐部屋 目次

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平成25年一月場所を振り返って (1~6)

毎場所恒例,本場所を全員がそれぞれを振り返るインタビュ―。今場所も,千秋楽パーティーにて,早川様のご協力でお届けさせていただきます。

  • 師匠 荒汐――39勝38敗(勝率:5割1分)
  • 力山(序ノ口西12)――5勝2敗
  • 飛騨野(序二段東82)――3勝4敗
  • 廣瀬(序二段西70)――4勝3敗
  • 寛龍(序二段西30)――4勝3敗
  • 荒行志(序二段東24)――5勝2敗
  • 突光力(序二段東16)――2勝5敗
  • 式守一輝(三段目格行司)
  • 荒獅子(三段目東87枚目)――4勝3敗
  • 荒篤山(三段目西20枚目)――4勝3敗
  • 剛士(三段目西19枚目)――3勝4敗
  • 大波(幕下東52枚目)――2勝5敗
  • 福轟力(幕下東11枚目)――3勝4敗

(突光力の強い要望がありましたので,全員ぶんを一挙に掲載いたしました。)

師匠 荒汐

39勝38敗(勝率:5割1分)

おつかれさんでございます。本日はお集まり頂き,ありがとうございます。

え~,昨年の九月場所,部屋全体としてものすごい好成績を納めまして,このまま順調にいくのかな,と思っておりましたら,次の十一月場所成績が悪くて,まぁ~今場所はいいかなと思ったら,またこんな成績で・・・。

たぶん来場所,三月場所の番付が今のうちの部屋の力士の実力通りなんだと思います。

そしてこの不甲斐ない成績は,一重に私の指導が足りないんだと思っております。そろそろ稽古場での指導方針を見直さないといけない時期が来たかな,と。――申し合い,三番稽古と,土俵の中での稽古の合間に,四股・テッポウ・スリ足など,自分が今一番何を強化しないといけないかを考えてやらないといけません。この基本的な,地道な稽古の大切さを理解して,そして実践するようにならないと,いつまでたっても今の地位から上にいくことは出来ません。それを各自,自覚してもらいたい。

まぁ,私からはそんなところです。あとは,各自から反省の念を聞いてやって下さい。

力山(ちからやま:序ノ口西12枚目)

5勝2敗 勝ち越し

写真2場所連続休場明けの土俵でしたから,こんなもんじゃないっすかねぇ。ははは。

今年最初の相撲は,いきなり初日に序ノ口最初の相撲。つまり,平成25年大相撲最初の相撲だったんすよ。やっぱり気持ちが引き締まりましたね。あと普通,土俵に上がる前に土俵下で座って出番待ってから上がるじゃないですか。それが花道から歩いてそのまま土俵に上がって自分の出番でした。なんか新鮮でした。久々の土俵だったし,所作とかぎこちなかったっすね。

今年は1年怪我無く,フル出場が目標っすね。それから今年は変化の相撲じゃなくて,前みつを取って出て行く相撲も取ってみたい。力山が前みつ取って前に。ははは。

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飛驒野(ひだの:序二段東82枚目)

3勝4敗

写真今場所は●○●○●●○で3勝4敗。

今場所はなんて言ったらいいんですかね。恒例の戦国時代に例えようにも,なんとも言えない場所だったから何とも例えようがありませんねぇ・・・。

(筆者)「川中島の戦い,とか?」

あ~,まぁ~,そうですね,勝敗が拮抗してるという意味では川中島の戦いかもしれませんけど,キツツキ作戦をしたわけでもないし,敵本陣に切り込んでいったわけでもないし,ましてや敵に塩も送ってないし・・・。

振り返れば,早いもんで,自分も入門して一年が経ちました。一年経って一つ分かったことは,自分は廻しを取ったら何も出来ないということです。逆を言えば,廻しを取らせない相撲=押し相撲で行った方が勝てるということが分かったので,今年は押し相撲に絞って,1年の間に2回は勝ち越したいと思います。それから,これまで一度も5勝したことがないので,今年は5勝してみたいです。

(突光力)「うわ~,飛騨野が5勝したら,どんだけウザくなるか・・・。」

(力山)「うわ~,飛騨野が5勝したら,どんだけ肩幅が広くなるか・・・。」

(剛士)「ちなみに,これが普段ちゃんこ番をしてる時の飛騨野です(*スマホのムービーに大声で歌を唄いながらちゃんこ番をする飛騨野と突光力の姿)。」

えっと自分,いつも声が小さいって言われてて,それで「声を出す練習だ!」って,ちゃんこ番の時に吉田さん(突光力)が一緒に歌を唄ってくれるようになったんです。なので,ちゃんこ番の時は台所がカラオケです。勝った日はテンション上がって特に大きな声が出ます。

(突光力)「飛騨野が勝って,俺が負けた日はめっちゃ最高にウザいっす。」

二人で歌を唄いながら皿を洗ったりするので,おかげで皿洗いも楽しくできます。やっぱり荒汐部屋に入門して,やんばいした。

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