荒汐部屋 目次

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今場所への意気込み (1)

恒例,本場所直前,全力士に意気込みを聞く。小さな怪我・病気がバタバタと出て稽古場がガラガラの1週間前となっておりますが,きっちり初日に合わせて万全の調子に整えてくる,はずです。

そんな中,まず意気込みを語るのは,三段目昇進を果たした荒行志から。

荒行志(三段目西88枚目)

三段目は,入門したときは雲の上の存在でした。その地位に自分の名前が載っているのを見たときには,やっぱり感動しました。

部屋の中では三段目昇進は速いほうかもしれませんけど,正直なところ,自分ではもう少し早く上がれるものだと思ってました。前回,三段目昇進のチャンスだったのは23年の九月場所で,入門してから5場所で序二段16枚目まで行ったので,もう少しで上がれるような気がしてましたから。あれから1年半かかりましたね。でも,前回のチャンスの時は,三段目っていうのがどんなものなのか全然実感がなかったんですけど,今回は三段目になることの実感がハッキリあります。自信がでてきました。

三段目に昇進したら,みんなからちょいちょいおごってもらったり,親戚とかも喜んでくれて,いよいよ力士と言える地位にたどりついたのかなという感じです。

肝心の雪駄なんですけど,親方がいつも注文してる雪駄屋さんの具合が悪いらしくて手に入らなくて,あちこち探してもらったんですけど,親方からの雪駄は場所には間に合いませんでした。後援会の方から贈っていただいた雪駄があるので,今場所はそれを履いて行ってきます。場所後に親方からの雪駄を胸をはって受け取れるように,絶対勝ち越して帰りたいです。

稽古はバッチリ行けてます。体調も万全です。ジムは近所に見つけてないので,こっちではもっぱら稽古です。

写真コミュニケーション中。

ここまで自分を支えてくれたのは,ムーチとこのボンゴです。ムーチ[参考記事]の兄です。ほら,みなさんにご挨拶しな。ボンゴは出たがりじゃないんで,愛想がなくてすみません。場所中,緊張で眠れないときにも,こいつがいつも話しかけてくれたり,いつも助けてくれました。そうそう,大波さんもサルを飼・・・あ,自分が言うことじゃないんで。おこられちゃう。

写真見つめてくるムーチとボンゴ。

初めての三段目の場所なので,とにかく悔いのない取り組みをして,思いっきりいって,結果として勝ち越せればいいなと思います。

写真

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