2013年3月2日(土)大阪の病院で,平成25年三月場所前の新弟子検査が行われ,荒汐部屋に入門する常川も受検しました。
その前日,富山から到着したばかりの常川と,翌日の準備を。
まずは着物のチェックから。
師匠から,行司から,兄弟子まで,全力でチェックしております。
襦袢の着方なんて,知る由もありません。
花嫁衣装さながらの大がかりな着付け作業であります。おかげで,これで安心して明日の本番に臨めます。
本番当日。行ってきます。新品の下駄の音も初々しく,宿舎を出発。荒汐部屋伝統,師匠と行司が同行します。
会場には39人の同期生たちがズラリ。全員がライバルなのかと思うと緊張感が高まります。
実際,緊張してます。髪は常川のクセっ毛を飛騨野が一所懸命セットしました。ビシっときまっております。
TV等でおなじみの身体測定です。このあと,血液検査・体力検査・各種診断を行って検査は1時間半くらいで終了しました。
行司なら着物は着慣れてると思いきや「行司の装束ならすぐ着れますけど,力士の着物の着付けなんて知りませんよ」と式守一輝。まぁなんとか着せました。そしてこの後は,
師匠に率いられ街へと繰り出し,
荒汐が現役時代からお世話になっている十三の請来軒で焼肉。新弟子検査が終わると師匠がご馳走するのが荒汐部屋の恒例です。焼肉,チャーハン,テールスープを満喫,といきたいところですが,師匠の目の前ではキンチョーせざるをえません。むしろこの雰囲気に慣れている式守一輝が,焼くは配るは食べるはで,兄弟子の面目躍如といったところであります。
こうして新弟子検査関連行事を終え,当日,常川はいったん富山にとんぼ返りで帰郷。というのも,卒業式があるため。そして初日,無事,検査合格が発表され,いよいよ前相撲でデビューいたします。どうぞ皆様,じっくりと常川の成長をお見守りくださいませ。