荒汐部屋 目次

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平成26年一月場所を振り返って(ダイジェスト)

今場所は,蒼国来は何とか久しぶりの勝ち越しとなり,また突光力が序ノ口優勝で,荒獅子引退を明るいムードで迎えることができましたが,皆様ご期待の上位陣に結果が出ず,その意味ではちょっとムムム・・・となりました。

この場所休み中に荒獅子を送り出して(といっても部屋にはおりますが)気分一新の皆,ということなので今場所は特別に,荒汐の総評と,話したそうな何人かのコメントとで,総括とさせていただきました。インタビューは恒例の早川さまです。

蒼国来(十両東11:8勝7敗)

(本人のコメントはfacebookページの速報でご覧ください。)

蒼国来(断髪を終えた元・荒獅子に送辞を述べる。)

蒼国来への荒汐のコメント

後援会長からは「力士に勝ち越し・負け越しはつきもの。ずっと勝ち越していたら全員横綱になってしまう」とのお話をいただきましたが,私としては,横綱になってもらって一向に構わないです(笑)。まあ蒼国来はあれだけ世間を騒がせまして,このまま負け越し続きで幕下に落ちてしまったんじゃあ,私としても具合悪いですし,蒼国来はもっと具合悪いと思いますので(笑)。ま~千秋楽の相撲は全く相撲になりませんでしたけど,私の記憶の中で蒼国来が関取として9番とか10番勝ったというのは記憶にありませんので(※実際は十両昇進の場所が9勝)。

何はともあれ,正直なところ,私はホッとしました。

荒汐(とりあえずとにかく安堵の荒汐。)

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幕下勢

福轟力(幕下東5:2勝5敗)

今場所の相撲っすか?いやぁ~,まずもって申し訳ない気持ちで一杯です。いろんな人たちに応援してもらって,こんなに情けない結果で・・・。

番付のことは意識しないように,そして緊張しないようにと思ってたんすけど・・・緊張しました。実力面でも,精神面でも,全然足りませんでした。突っ張りも効かないし,それが効いてないからって,叩いていっても,通じないし。完全に相手に読まれているのを,自分でも分かっています。精神面でも,勝たないといけないって気持ちが強すぎて,勝ち急いで,ダメだったこともありました。考え直さないといけないことだらけです。技術的なことは,もう少し頭を使って,場所後の稽古が始まったところから試してみたいことが,もうすでにあります。

内海さんが(荒獅子)が引退する前に関取に昇進したいと思っていて,今場所はその絶好の,そして最後のチャンスだったんですが・・・。今回の悔しさをバネに,また関取目指して稽古頑張ろうと思います。ま,自分的には悔しい場所になりましたけど,関取の勝ち越し,吉田(突光力)の優勝と良いニュースもありましたので,部屋全体としては良い千秋楽になったと思います。今度は自分が良いニュースを提供できるように,やっていきたと思います。

福轟力・大波・剛士への荒汐のコメント

昔から三段目までは「海のものとも山のものとも分からない」と,そういうふうに言われております。それが幕下に上がるとようやく「関取候補生」と言われるようになります。幕下勢はそういう「関取候補生」になっているんだから,そういう自覚のない者はもっとその自覚をもって,稽古に対して真面目に取り組んでもらいたいと思います。

荒汐部屋幕下勢(神妙に師匠の言を聞く。)

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