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連載:平成28年三月場所を振り返って

3人もの休場者を出しながら,なんとか7名の勝ち越しで乗り切った今場所。恒例,十三の銘店「請来軒」での,長年なじみの方々との打ち上げからお届けします。

突光力(三段目 西91:1勝5敗1休)

ヤられました。急性腰痛症,って要はギックリ腰です。

持病っちゃ持病なんですけど,まさか支度部屋で襲われるとは・・・。

気合い入れて四股踏んでたら,いきなり激痛が。「膝カックン」状態でバッタリ前に倒れてしまいました。どうすることもできず,冷や汗ダラダラで,ヘロヘロになりながら必死に土俵だけは上がりました。本場所の土俵ですから平静を保とうとしたんですが,ちょっと無理でしたネ。立つのがやっとで。なんとか秒速で負けて花道戻ってきたんですけど,助けを求めようにもたまたま誰もいない時間で,仕方なく這うように外にでて,ちょうどそこにタクシーで来た力士がいたんで,出てきたところで転げ込むように乗って戻ってきました。

実は場所前もやってしまってたんですけど,その時も痛くて痛くてエグかったんですけど,今回のはそれを凌駕する最強の痛みで,痛くて寝ころぶことさえできず,もうホント勘弁してほしいです。

でも,こんなことでヘコタレルようなことはありませんよ。この突光力には「若さ」という武器がありますから。なんとか注射で炎症を抑えてもらって寝ころぶことができるようになりましたが,打ち上げの参加はムリそうです。

ま,ちょうどこれで「30休」達成なので,区切り良く,仕切り直しじゃい!

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荒篤山(幕下 東53:2敗5休)

本場所でです。あ,マズイ!って思ったら,酷い捻挫でした。花道戻ってくる途中で,渡(大波)見つけて「もうダメだ」って肩を借りてやっとの思いで戻ってきました。

足首がなくなるくらいパンッパンに腫れてたんで,ヤッベェ折れたかなぁって心配だったんですけど,かろうじて骨折だけは免れました。あと1週間もすれば立てるみたいなんですけど,でも今はこうしてがっちり固めてるから歩けないんですよ・・・。休場って,みんな相撲取って勝った負けたってやってるのに,自分は何にもできなくって,結構精神的にクるんですけど,今回はそれに加えて歩けないじゃないですか。キツイですよ。マジ気が滅入る。どこにも行けないどころか動けないんだもん。ほら,もうあぁやって歩いてる人見るだけで,うらやましく見えます(目の前には,ヒョコヒョコ跳ねるマネージャーの元・荒獅子)。

まぁこれが三月だからまだマシだったって自分を言い聞かせるくらいです。だって,これが夏だったらヒドイっすよ。蒸れるし臭くなるし。

とりあえず,じっくりちゃんと治して,出直しです。

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その2(綿谷,寛龍,力山へ) >

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