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道場に着くなり,早速源泉かけ流しの草津の湯を堪能した一行。スッキリ気分のみなが集まっているのは,相撲雑誌バックナンバーコーナー。特に行司の式守一輝は仕事柄もあってか必死に情報収集の模様。荒汐の現役(大豊)当時の写真が人気のようです。
蒼国来は,この日は横綱審議委員会による稽古総見に参加してからの後入りでの到着。関取らと十五番以上取れて充実感たっぷりの様子。来るなり,1995年相撲協会設立70周年の記念写真(撮影:篠山紀信。公刊:日本相撲協会(編)『大相撲―近代70年の記録』小学館刊。)から荒汐を探そうとするも見つけられず。
ところで,強酸性の草津温泉では「湯あたり」することがよくあるそうです。ガタガタブルブル,寒気・鼻がとまらない・熱っぽいといった風邪のような症状が一晩出たかと思うと,翌朝にはけろっと治っている。かつては,おかみも荒獅子もかかり,今回もお客様がお一人その餌食に。。。誰にいつ襲い掛かるか神出鬼没,なった者にしかわからないあの辛さ,草津随一の魔物「湯あたり」。
さあ夕食は春日野部屋直伝のちゃんこ。一門ごとに味の傾向が微妙に違うのが面白い。高野豆腐を鍋に入れるのが気に入ったと赤井。写真は,持ってきていただいたお土産の争奪ジャンケンポン。力士も必死に獲得を狙って。
そして食後は夜の温泉街に繰り出そう!と式守一輝(新成人)が張り切って大人組に声をかけるも,「明日稽古早いから。」との返事。草津巡業で事前調査してきた甲斐なく床に着いたのでした。
翌日,たっぷり稽古をして温泉で身体を癒して後,日も暮れてくると,草津は霧に包まれ,幽玄の時を迎えます。そんな中,香ばしい香りと賑やかな声が流れてくるのは。
バーベキュー。これぞ力士のバーベキューだ!といわんばかりに豪快な,どでかい肉がてんこ盛りです。
肉が終わると鶏,鶏が終わると野菜,野菜が終わるとソーセージ,ソーセージが終わるとおにぎり,おにぎりが終わると肉,肉が・・・終わりません。これぞ力士の食べっぷりというところを見てもらえ。どんどん食べて明日の稽古の糧とするのだ。檄が飛びます。こんな激なら一生受けたい。
ここでパンパカパーン,誕生日パーティーです。巡業で8月のお祝い会ができなかったので,ここで。 23歳になった大澤と,20歳になった式守一輝です。
椅子に乗ったケーキも,乙なもの。クラッカーが鳴らされ,おめでとう!
ともかくうれしそう。
そんな楽しい夜も更けてゆき。また明朝の稽古に備えておやすみなさい。
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