メインメニュー:メニューを飛ばして記事へ。
2008年2月24日(日),荒汐部屋が宿舎を構える豊中稲荷神社の境内で,「わんぱく相撲・ちゃんこ鍋を囲んで」が開催されました。
前日は,豊中市立原田小学校PTA主催もちつき大会で小学生のみなさんと触れ合う機会をいただきました(ポスターをありがとうございました)のに続いて,今回は幼稚園のみなさんとの交流。いつもはつらく厳しい土俵でも,子どもさんら相手だと雰囲気は一変,力士らも相撲の喜びを思い出すことができるようで,楽しい時間をすごすことができました。
開催いただきました豊中子ども未来塾の皆様はじめ,ご協力いただきました皆様に,この場を借りて御礼申し上げますとともに,ご参加いただきました幼稚園のみなさん,元気をいっぱい,ありがとうございました。
前夜は大粒の雪がガンガン降りだし開催どうなることかと心配しましたが,さほど積もらず何とか無事開催。
にしても,日が陰ると,いくら元気な子どもたちとは言え,ちょっと寒かったかもしれません。
とか言ってると,早速,大粒の雪。
そんな中,まわしに浴衣一枚の力士らはじっとしてるとさすがに寒そう。一人余裕の厚着は行司です。
みんなからの質問タイム。
「どうしてそんなに大きいんですか?」「丼で5杯食べるからです」(←赤井だけです)。
「寒くないですか?」「いつもこの格好なので寒くないです」(←本当はスグにでも火に当たるなり身体を動かすなりして温まりたいです)。
「どうしてお相撲さんになろうと思ったんですか?」行司「本当は力士になりたかったんですが,体重が足りなくて行司になりました」(←というか,稽古見て,こりゃ無理だと思いました。)。
「昆虫と爬虫類が,えっと・・・」むむむ。おかげで,「爬虫類」と聞くと君のことを思い出すようになりました。
インタビュアーは地元ケーブルTV局豊中・池田ケーブルネット(J-COM豊中)からプロの話術で。
そして豊中市広報広聴課からも取材が。来たばかりなのに,こんなに注目していただけるとはありがたい限り。台車の上には,ちゃんこ用の大量のキャベツが見えます。
では,早速,わんぱく相撲と参りましょう。お借りした子供用まわしをみんなにつけてもらいます。とはいえ,見たこともない紐(ひも)なので自分ではつけられませんね。
あっという間に,土俵周りは黒山の人だかりに。ちなみに普段の朝稽古の時は,周りの壁に相当する部分の幕を下ろしていますが(何しろ寒いので),見学される方は,中でご覧いただけますので,一声おかけください。朝6:30~9:00位です。
右下では,荒獅子が鶏の塩炊の準備をしています。大鍋二つで作ろうと思って,ひとつ蓋を開けたら,そこにはすでにぜんざいがたっぷり。地元の方からのサプライズ差し入れでした。
なんとか人を掻き分けて隙間から土俵を撮ると,あら,ちっちゃいみんなが蹲踞(そんきょ)しています。なんだかぎこちないのですが,考えてみれば,股を開いて座る格好なんて,普段の生活ではあまりしませんね。そして冷たい土の上に裸足というのも。テントの屋根からは雪解け水が滴り続けています。
トレードマークだったツンツンヘアに髪型を戻した荒汐も,やけに楽しそうです。「礼に始まり,礼に終わる。きちんと挨拶しましょうね。」
次は,四股踏み。やったことないから,わからないよぉ。
今回は力士らの稽古土俵ということで男の子だけが土俵に上がれました。当然「どうして男の子しかダメなの?」あちこちで聞かれたこの声。これに限らず,儀式・けじめ・伝統・結界・平等・浄不浄,そして何より相撲道,これら一切の概念・実践は,荒汐部屋においては何なのか,どう考えるのか。常に問題として意識し,直接間接に,土俵内外で表現できればと思っています。
いよいよ勝負。といっても,力士にいきなり一人でぶつかっていくだなんてオソロシイですよね。楽しそうですが。
テレビカメラも見つめる中,これは,押しているのでしょうか。押しているようです。この後,なぜか次々と松峰之山にばかり,わんぱく力士が挑みました。
ちなみにこのテントは,これまでは名古屋(一宮市浅井町)の宿舎で,荒汐にこまごまと微にいり細にいり指示を浴びせられながらみんなで建てていた(参考)ものですが,今回は荒汐が後乗りでしたので,自分らだけできわめてスムーズに建てることができた,と伝聞されているものです。
だんだん時間も押してきたので,みんなまとめて挑戦だ。最初は蹲踞して礼。
「伸脚楽し~い!」
「取れちゃったんだけど。。。」
「あしがね,つめたくってね,ヤなの。」「だいじょおぶだよぉぉ」「だいじょうぶじゃないの。つめたいねん。」
引き続き,次々と襲い掛かるちびっこ力士に一人立ち向かう松峰之山。
よいしょ。
とりゃー!
いややーありえへーん!
代わりにずいぶん大きな幼稚園生が登場です。
相手が悪かったですね。誰であれ完膚なきまでに叩きのめす蒼国来では。
最後は,みんな並んで「ありがとうございました」
このページ終わり。以下は設定用データです。