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荒汐部屋が七月場所宿舎を構えますのは,愛知県一宮市浅井町西浅井[地図]。このたびここに,浅井町の皆様のお力によって,屋根つきの堂々たる稽古場が新しく完成いたしました。
荒汐部屋が浅井町でお世話になって4年。ついにはこんなにまでの稽古場まで作っていただき,浅井町の皆様のご期待・お気持ちに,何としてもお応えできるよう精進を重ねんと,改めて心に誓う荒汐部屋一同です(そんな各力士の想いは,「今場所への意気込み」として近日掲載いたします)。ご尽力賜りました浅井町の皆様はじめ関係各位に,心より御礼申し上げます。
また,この土俵が,荒汐部屋の稽古のみならず,普段から浅井町界隈の相撲文化の発展に役立てばと願っております。
では,その稽古土俵が完成に至るプロセスを,写真でご覧下さい。
宿舎横に突如現れた,堂々たる4本柱の四角いスペース。ここに土俵を設営します。
土を入れる前に,まず重機が投入され,いきなり穴を掘り始めました。
相当深い。1メートル以上あります。
そこに防水管を挿したら,また埋めて固めてしまいます。
次に,土俵用の土を投入。
高さが出てきます。
そして,先ほどの穴に,そう,稽古場には欠かせない「テッポウ柱」をつき立てます。力士が渾身の力で突いてもビクともしないようにするために,ここまで深い穴を掘って埋めたわけです。
そこに,呼び出しさんが登場。所定の大きさに土俵を整えて,バッシバッシ土を叩きまくります。
本来なら,ここで土俵の周りに俵を入れるのですが,俵はメンテナンスしなければ腐ってしまいますので,名古屋場所以外の間の手入れが出来ないこの土俵では,俵はいれません。
周りにはバラスが敷き詰められ,さらに芝生まで。美しい。
最後に仕切り線を引いてひと段落。土俵全体にひびが入るくらいに乾けば,ここで稽古が出来るようになります。
っと,その前に,もう一つ大事な大事な仕上げがあるのでした。(> 後編につづく)
※ここまで撮影は荒汐「私が撮ると,どーしても建設現場の『現場写真』になってしまうんだよなぁ。小さい黒板を隅に写しこみたくなる。」入門前,建設現場で働いていたときの習性が抜けないようです。
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