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いよいよ名古屋場所を目前にした2009年7月10日,一宮市浅井町西浅井の荒汐部屋稽古場にて,本場所直前稽古見学会が開催されました。全員絶好調,とは行きませんでしたが,楽しみな結果を期待させてくれる(人もいた)熱のこもった稽古となりました。
一宮に来てから,梅雨だけに天気はあまりパッとしませんでした。この日もあいにくの曇天。あまりに暑すぎるよりは,稽古しやすいかもしれません。
あれ,メンバーが変わっている?
「私のこと?ここにいますよ」充実した稽古を続け,いかにも体調のよさそうな蒼国来。
いつもはふわぁっとした寛龍も,いざ力山との三番稽古になると,表情一変。ヤル気がみなぎってきます。
一方の力山。負けじとポンポンポーンと突き押して行きます。少し下半身がどっしりしてきた,気がします,よね。気合もみなぎり,寛龍の顔を思いっきり張ってました。
が,力士にして虚弱体質の力山。今日はここで稽古終了。整骨院に直行です。本場所に向けて整えてください。
「力山の分も俺がまとめて稽古してやる」とは決して言わない寛龍ですが,そのくらい頑張ってもらいましょう。
とはいえ,「もうダメですぅ」とも言わないのが寛龍で,振り絞れば振り絞っただけ力が出る。
続いて研修生JSPもぶつかります。あっという間に100kgを超えてしまいました。成長期ってオソロシイ。
同じく続いて,小林がぶつかります。こ,小林?誰?
お次は,赤井。頭からぶつかりたくて仕方ない欲求が,恐ろしい視線となって表現されています。
明けても暮れても四股,腰割り,筋トレの赤井。人に当たれるのが嬉しくて仕方ない様子。
続いては,鴜洲(左)と日の光(右)との三番稽古。
力よりやわらかい動きでとる日の光と,まだまだ硬く力任せにとる鴜洲の好対照。しかし,鴜洲は部屋での稽古を続けて押す力がだんだんついてきたようです。日の光は胃腸の調子を壊してちょっと元気がありませんが,表情は明るい。
変わって荒獅子(左)と五十嵐(右)。必死に押してる荒獅子ですが,ご覧のとおり額の内出血で頭から当たれず,力が出せない。上手い五十嵐にいなされまくってしまう。
土俵の横では,マンネリ化しないようにあれこれ考えて筋トレをする赤井と,
すっと足が上がり,ドスンと力強く地面を踏みしめる。妙に四股がサマになっている小林。だから誰,小林って?
新弟子です![紹介インタビュー]
そしていよいよ蒼国来が胸を出します。この蒼国来,一宮に来てからは連日の出稽古に励みました。中でも,佐渡ヶ嶽部屋での稽古では,何と大関琴光喜関にバンバン胸をだしてもらい,何番も何番も押させてもらえました。
さらには,横綱白鵬関にまで胸を借りることができ,強さの頂点を身をもって知ることができました。おかげで体調もよく,ご覧のとおり身体の張りツヤも最高といってよいのではないでしょうか。そして五十嵐も黙々と地道な稽古を続け,ハッキリと強くなっているのを感じさせてくれます。
他方イマイチ調子が出ない荒獅子。額の内出血で頭から当たれずイライラしています。ただ荒獅子の場合,場所前の調子と本場所の成績がほとんど関係ない気がするので,逆に期待したくなってしまいます。
そして,最後に白いまわしの関取登場。
関取を目指す蒼国来が,胸を借ります。さすが立ちあいのスピードがものすごく,蒼国来もあとずさりするしかありません。
そんなこんなで,今場所もいい感じで迎えられる荒汐部屋勢。一宮市浅井町での稽古を終え,いざ出陣です。
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