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平成21年を締めくくる総決算,十一月場所がはじまりました。その直前は,この一年の稽古の総仕上げとあって,皆,なお一層熱のこもったものとなりました。連日,宿舎も近い同門の時津風部屋へと出稽古に参りまして,質・量ともに充実した稽古ができたかと思います。どうぞ,その模様をご覧くださいませ。
朝も白んでくる6:30ごろ,ここ岩崎神社での稽古は始まります。ここは土俵が2面あり,ともに屋根つきで毎日充実した稽古ができます。
例年ですと九州の稽古は寒く,こうした囲まれた稽古場は熱気で暖まってありがたいのですが,今年は陽気に恵まれました。
四股・股割り・すり足などで身体が温まってくると,まずは荒獅子が胸を出して,廣瀬ら新人に押させます。怪我なく十分な稽古ができるだけの強い身体ができるまでは,ひたすら押して力を養います。
また一回り大きくなった荒篤山も押します。
大小林も稽古場でしか見せない厳しい表情で押します。あと1ヶ月で教習所も卒業し,部屋での稽古が始まる大小林。荒汐も,どういう相撲を覚えさせようか,大小林の隅々を見て適性判断に目を輝かせます。
力山はスピードと気迫で勝負です。そんなうちに,三段目から上の力士たちも集まりだしましたので,身体の温まった押しまくり組は,外の土俵に移動して続けます。
最高位で迎える場所に向け,寛龍も気合が入ります。
「五十嵐,お前,大丈夫なのか。無理するんじゃないよ」と荒汐に声をかけられても,やはりじっとしてられません。五十嵐もぶつかります。
朝焼けの清々しい陽が射す下で。
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