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こうして無事,記者会見を終え,続いては記念撮影タイムへと移ります。
まず,ここまで支えていただいた,志免町を中心とした福岡の支援者の皆様との撮影を終えると,続いて「記念だ!記念だぁ」と,荒汐部屋勢一同がなだれ込む。
ひと仕事終えた,と,荒汐もまさに破顔一笑。
が,主役はまだまだ取材中。聞いてやってください。聞いてやってください。五十嵐カメラも取材中。
そうして,本日のメインイベント,昇進の御祝いの席に。何日も前から地元の皆さんが,この日のためにご準備くださいました。「いや,“何日”もじゃないと。“何年”も待ったたい!」(←御国言葉は推測)
荒汐の挨拶。短いものではありましたが,その感慨はひとしお。部屋を興して,右も左もわからぬままに福岡場所の宿舎を求めてやって来たのが6年前。そんな途方にくれる荒汐に,荒汐を現役時代から可愛がって頂いている若杉山のおかみさんが助け舟を出してくださって,以来,ひたすらこの日が来るのを信じていただき,何があっても支え続けていただいた松尾様はじめ,志免界隈,荒汐会の皆々様の前で,こうして「関取を出すことができました」とご報告できたのですから。
そして蒼国来はただただ嬉しい。「もっと上に行けるように精進します。」
荒汐と蒼国来と,二人の誇らしい姿を前に,ご列席の皆様の目にも,感涙が。
ご用意いただいた,特大!の鯛。
蒼国来が持ってもこんなに大きい。そういえば,蒼国来は,内モンゴルから入門してきた当時は,食文化の違いから,魚を一切食べられなかったのでした(参考記事:エンさんに聞く「内モンゴルのありふれた食卓」)。それが今やお刺身もお寿司も大好きに。大きな鯛に感激,食べてそのプリプリの味わいにも感激。
美しく整えられたお庭に夕日がさす頃,宴は一旦中締めとなりまして,
美しく整えられたお庭に夕日がさす頃,宴は一旦,中締めとなりまして,思い出話に,明るい未来の話にと,蒼国来と荒汐と,福岡の皆様との宴はまだまだ続くのでした。「蒼国来にこうして注いでもらえるのも,今日が最後だな。関取に注がせるわけにはいかないからな!」
そうして迎えた明くる朝。。。
布団でムニャムニャ夢見心地の荒汐の,ドアをガンガン,ノックする音。「親方!親方!」
式守一輝「貸し布団を返す時間です。起きてください!」
荒汐「(布団を抱きしめながら)どうぞ御自由に引っ剥がして持っていってくれ。。。」
との抵抗空しく,叩き起された挙句,
おかみ「親方!何ですか,あの記者会見は。声は小さい,姿勢は悪い,表情は暗い,おめでたい席なのにどういう事ですか?イメージというものをもっと考えてください!!」
厳しく叱られたのでした。常に向上あるのみ。弟子も師匠も,留まることを許されない,厳しい世界のようです。。。
以上,蒼国来の十両昇進決定の一日をお届けいたしました。この日をこんなに期待いただいていたことを改めて実感し,来年は,蒼国来も,他の力士も,荒汐部屋も,さらにもう一回り大きくなって,またお目にかからんと誓った所存です。みなさま,これまでどうもありがとうございました。そして,これからのさらなる飛躍を,どうぞご期待くださいませ。
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