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いよいよ3月14日の初日が目前となった平成22年三月場所。そろそろ気温も上がるそうで,まさに春の場所がやってくる実感がわいてまいります。
そこで恒例どおり,各弟子に今場所への意気込みを聞いてみました。まずは,福轟力・寛龍・廣瀬・式守一輝の4人から(順不同)。
がぶんじょうがばじばっだどでづだいでず(花粉症がはじまったので辛いです)。今年は雨が多いんで,今のところ大したことはないんですが。それに子どもの頃よりはだいぶマシになってきたので,そろそろ治るんじゃないかと期待してるんですけど。
それ以外の体調はまあまあです。だんだん調子が出てきました。ただ,まだ相撲自体に迷いがあります。部屋では序二段勢と稽古をして,その中で自分の形をしっかり確かめながら作っているんですが,関取に付いて出稽古に行くと,三段目・幕下相手となると,なかなか上手くいきません。怪我をする前には勝てた相手に,勝てなくなってて,ちょっとあせりました。ヤバいなった。自分が休んでた間,ずっと稽古してたんだから,その差を取り返さなくちゃなりません。序二段の稽古を長くやって,ちょっとその速さや強さに慣れてしまっていたと思います。出稽古に行って思い知らされたので,良かったと思います。番付的にも厳しくなってきたんで,気が引き締まります。
でもやっぱりまだ,怪我の前のような相撲のカンが戻りきってないです。流れとか,自然な反応とか。でも,毎日一日ごとに良くなっている実感はあります。この調子で,毎日千秋楽まで調子を上げて行きたいです。
ここ大阪は地元徳島に近い場所なんで,勝っていい気分で場所後地元に帰りたいですね。
稽古場での調子は結構いいですよ。人数が多いんでいろんなタイプの相手と稽古できるのがいいんだと思います。ただ,やっぱり稽古場でも「勝ちたい」って気持ちが強くあるんで,ついつい,相手のクセとか弱点につけこむような小技を出してしまいます,そうするとすぐ親方に「そんな稽古やっても仕方がないんだよ。稽古場ではいくら負けてもいいんだから,力になる相撲をとれ」って言われて,ハッと我に帰る感じですね。
思えば初めて荒汐部屋を尋ねたのはこの豊中宿舎だったんですが,やっぱりあの時と気持ちはまったく違います。あの時はただ,どんなとこかな?くらいのものだったんですが,今は,そうですね,これで食ってく,っていうか,そういう気分です。どうせやるなら,やってやりたいですから。
今場所ですか?勝ち越しを。それだけです。
稽古では,最近,頭から行くような相撲にしたいんですが,なかなかうまくいきません。体重も変わってません。
今場所は,ここに来るまでが結構大変でした[参考記事]。親方に「行ってきます」って言って,ハチと三吉を連れて空港に行ったんですけど,飛行機が飛ばなくて,ハチと三吉を連れて部屋に帰ってきました。翌日,飛行機で二匹と一緒にきました。
でも来てしまえば,ここも慣れたので,豊中は斜めの道が多くて難しいですが,ハチと三吉の散歩コースもだいたい決まって,迷子になることもなくなりました。
とにかく,来るのがこんなにタイヘンだなんて。それに,地元,大阪に帰ってきたのに,すごいショックなことがありました。
かわいいかわいい姪っ子が宿舎に来てくれたんです。かわいいんですよ。ほら,かわいいでしょ。
あんまりかわいいから関取もぜひ抱っこさせてくれ,抱っこさせてくれってことなんで,抱っこしてもらったんです。
そうしたらおめめパッチリかわいい顔で,写真撮ってもらったりして,ホントかわいいんです。それで,自分も抱っこしてあげようと思って,関取と変わって抱っこした途端,
「ォ,ォ,オ,オギャー!」って泣き出しちゃって,よしよし,ってしても何しても泣き止んでくれないんです。それで関取に抱っこしてもらったらまたかわいいお顔でおすましさんに。
で,自分に変わってもらったらまた「オギャー!」ですよ。寂しいですよ。
それでもかわいいんだから,やっぱり本当にかわいいんだと思います。
あ,今場所の話でしたっけ。もちろん目標は「指し違えゼロ」です。
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