平成26年一月場所。怪我で序ノ口まで番付を落として戻ってきた突光力は,見事,序ノ口優勝いたしました。
まあ三段目経験者ですから,優勝も当然でしょ,とはいかないのが大相撲。実力はもとより時の運を見方に付けない限りは,なかなか優勝はできないもの。特に今場所の突光力は,いきなりの黒星スタート。これで場所前の師匠の優勝の期待も夢と終わりましたね,というムードになったにもかかわらず,アレアレアレレレ,気づいたら1敗力士がトップで並走する展開に。そして最後は,その初日に負けた相手との優勝決定戦へ。今度は無事,とんでもない気迫で勝利し,ホントに優勝しちゃいました。
「おかげさまで優勝できました。ありがとうございます。久しぶりの本場所だったからか,初日はガチガチに緊張してしまって,宙に浮いているような感覚のまま,終わってしまいました。ホントおはずかしい。千秋楽パーティーであの相撲が映されたらどうしよう,ってちょっと不安でしたが,映されなくてホッとしています。」
「もう最後は,何が何でも勝って,内海さんの引退に花を添えたかったです。『いい思い出になったよ,ありがとう』って言ってもらえて,もう・・・。」
「いやでも,まだスタートラインに戻っただけですから。ここからさらに若々しい気持ちでフレッシュに,上を目指して頑張りますので,引き続き応援よろしくお願いします。」