荒汐部屋　大相撲

平成24年一月場所を振り返って（2）

• 師匠 荒汐 ― 39勝39敗（勝率：5割）
• 飛騨野（序ノ口西15） ― 2勝5敗
• 剛士（序ノ口東15） ― 全勝優勝
• 荒行志（序二段西78） ― 2勝5敗
• 力山（序二段西55） ― 6勝1敗
• 寛龍（序二段東53） ― 3勝4敗
• 大小林（序二段西36） ― 2勝5敗
• 突光力（序二段西19） ― 1敗6休
• 廣瀬（序二段西13） ― 3勝4敗
• 荒獅子（序二段西8） ― 4勝3敗
• 式守一輝（三段目格） ― 行司
• 大波（三段目東51）― 5勝2敗
• 荒篤山（三段目西53）― 2勝5敗
• 福轟力（幕下西36）― 3勝4敗

荒行志

2勝5敗 （序二段西78）

あっ，はい。また2 - 5でした。先場所，先々場所に続いて。三場所連続の2 - 5。かなりヤバイです。先場所終わってから，休みの期間に考えて今場所はこういう相撲でいこうと思って稽古してきたんですけど，ダメでした。今場所終わって，自分の中ではまた新たに取り組んでみたいことがあります。それが何かは言えませんけど。とにかく，この2 - 5続きの悪い流れを何とかしないと，本当にヤバイんで。新弟子が入って，自分も兄弟子になって，うかうかしていられません。

筆者：　「その辺り，先輩力士のご意見を頂戴しましょうか。突光力さん，兄弟子から見た荒行志さんはいかがですか？」

突光力：　「まぁ，自分なんかエラそうに言える顔じゃないんですが，相撲に関しては，于（荒行志）は今ご覧の通り壁にぶち当たっています。まずは食べて体作って，今年中に90キロになること。生活面では，新弟子も入って兄弟子になって，自覚が出てきたんじゃないですか。新弟子の飛騨野に于が‘プロはなぁ，こうなんだよ・・・’って，相撲論を語ったりしてるんすよ。」

筆者：　「それは的を射たこと言ってるんですか？」

突光力：　「いや，全然。」

力山

6勝1敗（序二段西55）

おかげさんで。調子ヨカッタっす。立ち合い，真っ直ぐいけました。変わったりせずに。自分から立ち合い突っ込んでいって，そこからの攻めが出来たのが良かったと思います。立ち合い，陸上のダッシュを意識して自分で考えて変えてみたんですよ。それで立ち合い踏み込んでいけたんですかね。まぁ，あと，細かいところでいろいろありますけど，なんなんでしょう，今場所は何かがありましたね。負けた一番も物言いで負けてるんで。これまでは，組まれて廻し取られたら何も出来なかったりしたんですけど，今場所は投げを打ってみたり，投げられたところを外掛けで返したり。体が勝手に動いてくれた感じです。体重がちょっと増えたせいもあるんですかね。

昨年，名古屋場所怪我で全休して［当時の記事］，しかもその次の場所負け越して，一旦気持ちが切れかかっていたんですけど，ジャスパー（荒篤山）や吉田（突光力）が三段目に上がって，自分も無意識のうちに燃えてた部分はあったと思います。自分は来年が成人式なんすけど，その時までにはなんとか三段目に上がって，「成人式には雪駄で出席したい」という気持ちもありました。だから今年中にはなんとか上がりたい，と目標にしていました。それが早ければ来場所にも・・・。まずは場所後の番付発表，ドキドキしながら楽しみにしたいと思います。

寛龍

3勝4敗（序二段東53）

筆者：　「今場所，お疲れ様でした。」

寛龍：　お疲れ様でした・・・・

筆者：　「寛龍さんの今場所は，いかがでしたか？」

寛龍：勝ち越したかったですね・・・・

筆者：　「体が大きくなってきたようですが。」

寛龍：　97キロです・・・・

筆者：　「あとちょっとで100キロじゃないですか！その辺り，体重増加は相撲に影響ありますか？」

寛龍：　う～ん，自分では，よくわかんないですね・・・・

筆者：　「じゃあ，稽古相手に伺いましょうか。荒行志さん，寛龍さん，重くなってきた，とか感じますか？」

荒行志：　「よくわかりません。」

筆者：　「じゃあ，荒獅子さんは？」

荒獅子：　「よくわかりません。え～，まぁ～，自分はちゃんこ作ってるんで。」

筆者：　「んんん。それでは寛龍さん，2012年もスタートしました。今年の抱負など。」

寛龍：　三段目に上がりたいですね（キリッ）

周囲：　「えっ？！」

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