恒例,本場所直前,荒汐部屋勢全員インタビューで,平成24年九月場所への意気込みをお届けします。写真はクリックすると大きくなります。今回は順不同で。
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序二段のまさに一番下にいるので,何としてでも勝ちこしたいです。そして序二段に残りたい。
まだこんなところにいる自分なのに,名古屋でも,今場所の稽古見学会でも,わざわざ故郷の富山から応援に駆けつけてくださる方がいらっしゃって,そんな地元からの応援にもなんとか応えたいやちゃ。
最近は稽古で,申しあい(勝った人が次の相手を指名する稽古)だけじゃなくて,人数の関係もあって三番稽古(同じ相手と何番もする稽古)もさせてもらえるようになったんです。まだまだまったく歯が立ちませんが,それでも流れで1回は勝つチャンスが出てくるようになりました。そこで1回勝つと,実感できるんです,少しは強くなってるのかなって。それでその勝ちの感覚をまた味わいたくなるんですよね。そのときは,相撲やってよかったなって思えるんです。そんな感じなので,今は稽古場でもそういう勝ちの感覚が嬉しいです。
あと,申しあいすると,かなりの時間を二人で土俵を独占するので,稽古全体の時間があっという間に感じられます。やっぱり土俵の中にいると時間はすぐ経ちますね。
お待たせ,飛驒野の歴史シリーズですが,日本史じゃないですけど,序二段最下位の今場所はまさに「背水の陣」です。「亡地に投じて然る後に存し、死地に陥れて然る後に生く。」そして韓信は勝ちました。なので自分もきっと・・・(と言いつつ本心は,五稜郭で土方に「我,この柵にありて,退く者を斬る!」って言われてる感じのほうが近いんですが・・・。)