実は先場所5敗目を喫した時,花道を下がる時に,さがりをバン!!!って叩きつけてしまいました。自分の不甲斐なさが悔しくて悔しくて。。。ま,今場所の4連勝で五月場所の「五月雨」も晴れてくれましたね。今は夏,真っ盛り。
今場所は常川と番付が2枚しか違わなかったので,自分が入場する時にはいつも常川が目の前で相撲を取っていて,めっちゃドキドキしていました。もし負けたら自分も続いてしまいそうで気になるし,勝ったら勝ったで追い越されたら大変だと思って,気になるし。どっちに転んでもハラハラ・ドキドキでした。
剛士:「常川,常川って言うわりに,同期生のオレには祝福の一言もかけてくれないんだよなぁ~。あ~心が痛む。」
あー!あー!これですよ。我が同期は。優勝を決めた日に,誰よりも先に玄関で待ってて「おめでとう」と言ってあげたのは誰だと思ってるんですか?
剛士:「記憶にない。」
・・・ったく,シンジラレナイ。今場所の一句は,自分の相撲ではなくて,剛士の詩を考えてきたというのに。え~,そうですねぇ。それでは一句,よろしいでしょうか。
『激暑絶え 大きく光る 剛き(つよき)波』
福轟力:「それって‘暑さが和らいだ頃に,輝いてた剛士’ってことだよね?ひねりも何も無い詩。」
力山:「フツー。」
廣瀬:「面白みも何も無い。」
福轟力:「‘激暑絶え’って,何かダメ。」
廣瀬:「‘大きく光る’も,ダメ。」
(・・・と言ったダメ出しに次ぐダメ出しの上,校訂されまくること20分。)
はい!それでは今場所の一句が出来ました。
『なみだ汗 蒼に続けと 剛き波』
この詩では,「夏」と「猛稽古」を「なみだ汗」にかけ,関取=「蒼」に注目が集まる中で,剛き波(剛士,本名:大波港)が活躍した様子を表現してみました。なお,「なみだ」のもう一つの意味は剛士の記事をご覧下さい。
あ”っす。(おつかれさんでございます。)
初めての序二段での本場所は・・・厳しかったです。序ノ口に比べたら強い人がいっぱいいました。でも何より自分がまだまだ序二段で戦えるだけの稽古が出来ていないんだと思いました。まだまだ立ち合い怖がってしまっています。無意識のうちに顔を背けてしまっていて。これから立ち合いきれいに当たれるように,教習所でもやっていきたいと思います。
今場所は富山の実家から初日,千秋楽と両親が2回,本場所を観に来てくれました。でも両方負けてしまって,今ちょっと落ち込んでいます。やっぱり1くらいはしたかたったです。
富山の兄弟子・飛騨野さんに教えてもらったことといえば,イントネーションを直すように言われました。稽古の最後に1・2・3・4・・・の掛け声に合わせて塵を切る所作をするんですが,本来「イーチ,二―,サン,シー」って,平らな感じで言うべきところ,自分の場合「イーチ↓ニー↑サン↓シー↑」ってアップダウンがあると言われました。稽古の最後の大事なところでズッコケルから直せと言われました。
これからも先輩の教えを一つ一つ守って,やっていきます。
今場所はラクに取れました。ケガもなく,気合いの空回りもなく。
まずは勝ち越しが目標だったんで,4連勝で勝ち越せてホッとしたっすね。港(剛士)が先に5連勝した時は,自分も続かなきゃーって,ちょっと意識しました。白星が4つ並んでた時は気持ち良かったんすけど,4勝1敗になった時点でテンションガタ落ちでしたね。え?落ちるの早すぎ?はい,自分,テンションの上下が激しいんです。
今場所は,支度部屋で相当音楽を聴きまくりました。なぜかというと,支度部屋で関取が使う明け荷の場所取りをしなきゃいけないんですよ。明け荷の場所は横綱・大関の場所が決まってる以外,関取一人一人に割り振られてるわけではなくて,毎日早いもん勝ちで決まっていくんです。だから,下の力士が早めに行って開門を待つんです。ここ(一宮)は愛知県体育館から遠いので,5時台の始発で出発して,7時頃に到着して明け荷の場所取りをしました。自分の取組がある日なんかは,10時半くらいの取組までの時間は空き時間があったので,ひたすら音楽聴いてました。でも大変とかいう思いよりも,関取が帰ってきてくれて部屋が活気づいて嬉しいし,こうして関取の仕事が出来るのは嬉しいことです。
今年も暑い名古屋をなんとか乗り切れました。扇風機はフル稼働,下手したら一日中働いてくれました。「ごくろうさまです」と言いたいです。