2014年2月，内海光，北国の旅
先の平成26年一月場所いっぱいで引退した元・荒獅子こと，現・内海マネージャー。冬の思い出の写真が届きましたので，どうかご覧ください。
断髪式を終えたのち，場所休みには，福轟力が入門以来の感謝をこめて二人で熱海旅行に連れてってくれました。福轟力の温かい気持ち，伊豆の温かい気候，熱海の温かい温泉でポカポカ気分で，おいしい海の幸を堪能。「いやぁ，引退っていいもんだなぁ」などと10年の稽古の疲れを癒したのでした。
しかし，世の中そんな温かいだけじゃぁない，キビシイ寒さに震える日もあるんだ，そんな現実を知るため，というわけではありませんが，2月の秋田で北国の冬を旅してきたそうです。
いきなり東京が大雪で飛行機が飛ばず，新幹線に飛び乗っての往路となりましたが，着いたらさっそく楽しくなまはげ体験。こうしているうちはよかったのですが，
どんどん山の中へ中へと進んでいき，気づけば雪山の中の温泉に。まさかの混浴にドギマギしましたが・・・，
北国の冬はこんなもんじゃない，とばかり，さらにロープウェイで山の上へと上へと。
樹だけじゃない，空気まで全部凍ってるじゃないか！
ここはマイナス10度を下回る森吉山。晴れれば綺麗な樹氷と聞くが，この日はあいにくの吹雪で八甲田山雪中行軍の様相。山のガイドさんは容赦なく進んでいきますが，こちらは重くて1歩ごとにズボズボ沈んで，進みません。
なんとか帰路に。「生きて帰れました。。。」吐いた息の水蒸気がフードのファーで樹氷のように凍ってます。
それでも秋田内陸縦断鉄道で一息つくと，「雪国の冬は厳しい。」旅人らしくキめてみました。
そうこうしてると日も暮れて，
秋田の冬のお祭り，上桧木内の紙風船上げに遭遇。おおきな紙風船が人々の願いを乗せて次々と雪空に舞い上がっていました。