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平成18年3月12日(日)~3月26日(日)
大阪府立体育館
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幕下 西33枚目 5勝2敗 勝ち越し!
○ | ○ | ● | ● | ○ | ○ | ○ |
望櫻 | 若孜 | 駿河司 | 春日国 | 大勇地 | 立豊 | 富士龍 |
上手投げ | 上手投げ | 寄り切り | 寄り切り | 寄り切り | 送り出し | 下手投げ |
序二段 西30枚目 6勝1敗 勝ち越し!
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ● |
栃太河 | 岩田 | 鎌田 | 臥牙丸 | 千代吹雪 | 大鬼桜 | 大瀬海 |
押し出し | 押し出し | 寄り倒し | 上手投げ | 送り出し | 押し出し | 押し倒し |
● | ● | ● | ○ | ● | 〇 | ● |
酒井 | 二十嶽 | 琴吹雪 | 舛奄美 | 清野 | 緒方 | 東花 |
引き落とし | 引き落とし | 叩き込み | 寄り切り | 下手投げ | 寄り切り | 押し出し |
● | ● | ○ | ○ | ● | ● | ● |
琴江元 | 天海山 | 舛奄美 | 朝野澤 | 常磐国 | 清野 | 琴吹雪 |
寄り倒し | 寄り切り | 叩き込み | 寄り倒し | 下手投げ | 浴せ倒し | 叩き込み |
● | ○ | ● | ○ | ● | ● | ● |
大花 | 足立 | 山舎 | 隼 | 荒木 | 堤 | 越前山 |
寄り切り | 押し出し | 寄り切り | 掬い投げ | 小手投げ | 押し出し | 寄り切り |
序二段 西118枚目 6勝1敗 勝ち越し!
○ | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | ○ |
越前山 | 隼 | 荒木 | 大花 | 春日里 | 一ノ矢 | 琴江元 |
寄り切り | 押し出し | 上手投げ | 上手投げ | 押し倒し | 突き落とし | 寄り切り |
前相撲を終え,出世披露させていただきました
行司 序ノ口格
大佐藤 (序二段 東100枚目)
喜田 (序ノ口 西21枚目)
というわけで,いよいよ始まりました。春の大阪三月場所!,と意気ごんで見ましたが,結局,2名は間に合いませんでした。
まず大佐藤。ハッキリ言って自業自得です。先場所明けの休日期間に,こやかたの折りたたみ自転車を借り出して,単独事故で骨折。独りで側溝に落ちました。何でも自分の自転車を担いで電車に乗ろうとして,当然,改札口で止められたので,こやかたから折りたたみ自転車を借り出してのあげく,慣れない自転車に乗って,この事態だと。現在ギプス中につき休場となりました。
休暇期間中はある程度ノビノビしてもらいたいんですが,こういうことが起きると,どこまで信じていいのか,もう訳がわかりません。私どもも,部屋での日ごろの教育が行き届いてないところを猛省いたしますとともに,大佐藤自身も,皆様にご覧いただいているプロであることの自覚を持ってもらいたいと思います。
そしてもう一名は喜田。こちらも先場所明けの休暇中,のぞみで実家に帰省したところ,足が痛いと訴え,翌朝腫れてきて受診。なんとまたしても骨折。いつ骨折したのか自覚なく,疲労骨折とのこと。よくあるお年頃なのだそうですが。。。独り番付も上がらず精神的にもちょっと落ち込んでいるようですし,部屋にいても焦るだけだろうので,実家にて治療することに。そこは元力士,荒汐と共に過ごした勝手知ったるお父様がいらっしゃいますので,安心です。前回の骨折で,治療期間中に焦って動いて治癒にかえって時間がかかった経験から,相当静かに過ごしているようです。まだまだ若いんですから,ゆっくりじっくり休んでリフレッシュしてください。
休場力士は以上2名なのですが,まだ今場所無事取りきれるかどうか心配な面々が。。。お医者様からは大丈夫とのお墨付きをいただいておりますので,そんな外野の心配は,きっと吹き飛ばしてくれるような土俵を勤めてくれることと信じています。とにかく無事に勤め上げてほしい。もっとも本人達は勝つ気満々ですが。。。いつも以上にハラハラドキドキの2週間,どうかお見守りくださいませ。
ちなみに,既報Y高校のI十嵐君こと,小学校以来皆勤賞を続け横浜高校からこのたび入門しました五十嵐聡(いがらし さとる)は無事,新弟子検査に合格しました。今日から荒汐部屋の一員として,前相撲に挑みます。こちらもどうぞご声援の程,よろしくお願いいたします。そしてさらに(つづく。。?)
先々場所,先場所と好成績が続いて気が緩んだ,なんてことは決してないと思いますが,我が荒汐部屋ったらどうしちゃったのでしょう。土俵より病院にいる時間のほうが長いんじゃないかしら。もちろん大げさなんですが,気分的にはそんな気さえしてしまいます。
毎日厳しい稽古が続きますから,身体のどこも悪くないというのは新弟子時代だけ,というのがこの世界なのですが,それにしても。。。誰なのかはナイショですが,半数が病院通いという場所前は初めてなものですから,とにかく初日に間に合うことを祈るばかり。
一方その影響で,土俵占有状態の元気組の稽古は充実。三番稽古も30番40番はあたりまえ。特に下位陣は100番近く!をこなす日も。この成果が今場所,来場所以降に現れるのが楽しみです。しかし,苍國来に言わせれば,「50番もとれること自体,おかしいんだよ。力が入ってないからそんなにできるんだ。」とのこと。確かに,どうすれば力が入るのか,力の入れどころがわかったとき,それは一回り強くなったときなのかもしれません。
某Y高のI十嵐くんが,荒汐部屋から,三月場所の新弟子検査のため警察病院まで行ってきました。
寡黙でしゅっとしたI十嵐くんは,スラッっとしてて背は高いので,荒汐部屋には珍しく?,第1検査での受験となりました。つまり,173cm,75kgをクリアする必要があります。
しかし,しゅっとしたI十嵐くん,スラッっとしてるのは良いのですが,そのせいで体重が若干不足気味。昨年からずっと体重のことが心配でしたが,そこはしゅっとしたI十嵐くん,きちんとギリギリに仕上げてきました。といっても,74kg。1kg足りない。
地元では,連日焼肉食べ放題,食べ放題ヨロレイヒ~♪して,どんどん体重を増やしたのですが,まだ足りず。そこで大阪でも,タンミノタンミノタンミノロースも食べ放題♪して,追い込み。それでも足りないので,最後は水攻め。ペットボトルがぶ飲み。みずみずしい新人がさらにみずみずしくなりました。
おかげさまで,無事,通過。初日の合格発表が楽しみです。
なお,I十嵐くんが重くなった分は,ハラハラし続けた荒汐の体重減と相殺して,プラマイゼロです。
赤井が,学法福島の卒業式を終え,大阪の宿舎にやって来ました。
高校時代の輝かしい成績は,相撲だけではないようで,学業面でもまた,テスト90点以上は当たりまえというから,立派なもの。何事にも,真剣に取り組む姿勢には感心させられます。
そんな真面目な赤井らしいお話。福島から大阪には,東北・東海道新幹線を乗り継いでやって来ました。「まだまだ新入りの俺が指定席だなんておこがましい」とのことで,迷わず自由席をチョイス。合計4時間半もの鉄路なんですから,席くらい取れば良いのに。
挙句の果てには,「まだまだ新入りの俺が座るだなんておこがましい」とのことで,東京からは立ってやってまいりました。どこまで謙虚なのでしょうか!
しかし,荒汐の要求はもう一枚上でした。
「当然,腰割りしながら立ってきたのか?!」
新番付発表がありました。荒汐部屋勢の番付はご覧のとおりとなりました。充実の序二段陣。百枚目あたりで熾烈なライバル意識が燃え盛っています。
朝,皆様にお配りする番付を,ゲンの良い力士が運んで帰ってくると,みんなでまず自分の地位を確認したら,一斉に番付を折る作業にかかります。一枚一枚「荒汐部屋」の判を押してから(関取になると,ここに自分の四股名の判を押せるんですね。),あの独特の細長い形に折っていきます。テキトーに折ってあるようですが,折り目と番付表の空白とがうまく対応してたり,全部開かなくても見たい所が見えたり,と結構実利的な折りだったり。
この一連の作業を通じて,先場所の相撲のこと,番付をお送りする皆様からの励まし,いろいろを思いうかべつつ。そうして,すべて封筒に入れ終わると,すっかり気分は本場所モード。荒汐部屋にだって(?)ピリっとしたムードが漂いだすのであります。
さっそく,2日がかりで土俵を作りました。今や,荒汐部屋も,土俵築の道具を自前でそろえておりますので(←あたりまえ),遠慮なくバッシんバッシんたたきまくりました(くわしい手順)。結果,4トンも土を入れることに。
一から作り上げますので,皆の土塗れの姿に。その様や,時代劇のエキストラに直ぐにでも衣装を変えれば出られそうな感じ!
ただし,役はお百姓さんの人間ドラマで農民一揆のストーリーです。
ところで「一揆」をWikipediaで引くと,一揆とは「何らかの理由により心を共にした共同体が心と行動を一つにして目的を達成しようとすること」とありました。その限りでは,まさに相撲部屋は一揆ですね。
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