6勝5名,全体勝率6割6分(部屋記録,平成23年五月技量審査場所の6割1分を大幅に更新)と勝ちに勝った平成24年九月場所の荒汐部屋勢。とはいっても,一人ひとりの気持ちはさまざま。そんな荒汐部屋全員に,千秋楽を終えたばかりの気持ちを,今回も早川様がインタビューしてくださいました。さらに高みを目指す荒汐部屋勢のコメントを,どうぞ。(全員分,順次掲載してまいります:順不同)
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(打ち上げ挨拶より)え~本日は足元の悪い中,このように大勢の皆様にお集まり頂き,誠にありがとうございます。
え~まず今場所は,場所前に大小林が引退致しました[詳細記事]。3年という短い時間ではありましたが,応援して頂いた皆様には大変御世話になりました。本人に代わりまして,御礼申し上げます。後援会の皆様には再就職の面でも何かとご協力頂き,無事次の人生のスタートを切ることができました。本当にありがとうございました。
それから今場所は,本場所の取組でリキ(力山)がまた怪我をしました。古傷とは逆の足首の靭帯を断裂,ということです。え~普段稽古場でも,そんな飛んだり引いたり跳ねたりの相撲では怪我をするぞ,と言っていたらその通り怪我をしました。怪我ばっかりしてますので,そろそろ言われていることが分かったのではないかと思います。
え~まぁ暗い話はこの辺にしまして。今場所,他の力士達は,え~48勝25敗,6割6分。部屋創設以来,最高の成績でした(拍手!)。特に番付が上の福島勢3人(福轟力,大波,剛士)が6勝1敗(再度,拍手!)。まぁ「頑張れ東北!頑張れ福島!」ということで。よくやったと思います。
え~その3人が大勝ちをしまして,その次のジャスパー(荒篤山)が三段目中位でなんとか食らいついて5番。幕下と序二段の間が空洞化してしまっては,部屋の稽古が成り立ちません。序二段の者達は上に引き離されないよう,頑張ってもらいたい。
部屋の力士達は仲良しの集まりではダメでなんです。皆ライバルとして,自分が上の者を蹴落として上がるんだ!という気持ちを持って臨まないといけないんです。そういう気持ちを持ってやっていけば,数年先にはこの中から関取に上がれる者がでるんじゃないか,私はそう思っています。
福島勢3人の健闘に刺激を受けて,皆一層稽古に励んでもらいたいと思います。