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【連載】九月場所への意気込み (7)

締めくくるは,ひさしぶりの国技館での本場所に挑む関取,蒼国来。

蒼国来(十両東筆頭)[公式ホームページ

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おかげさまで,ここまでいい稽古ができましたので,いい調子で場所を迎えることができそうです。

夏は,巡業行って,合宿行って,ジャカルタ巡業行って,と,箇所はそんなに多くはなかったんですけど,あちこちまわらせてもらって,ああ相撲の夏だなぁって感じてました。久しぶりだったせいもあって,その間に少し体重は落ちましたけど,場所前になってまた戻ってきました。体の見た目が変わったかどうかは,鏡を見たりしてないからわかりませんが,筋力は先場所に比べてだいぶ戻ってる実感があります。

先場所と比べると,筋力もですけど,全体的にすべて今場所のほうがいい状態にあると思います。場所前の2週間は時津風部屋で関取衆といい稽古ができましたし,体力が戻ってきたこともあって,先場所前より番数もこなせるようになりました。

時津風部屋への出稽古には,剛士と福轟力,最後の週は大波も一緒に来て,3人とも結構ガンガン稽古してたので,それもいい刺激になりましたね。3人も部屋のみんなも,頑張ってると思います。風邪が流行りましたけど,私は風邪にかかる前にすぐ病院に行って,予防する処置をしてもらいましたので,大丈夫でした。

今うれしいのは,自分がただの一人の関取としているってことです。先場所はいろんな意味で特別に注目してもらって,普通じゃない15日間でしたが,今場所は十両力士のなかのただの一人として土俵で相撲をとるという15日間になると思います。そんなただ力士としての毎日,勝負の毎日を過ごせるってことが,今いちばんうれしいことですね。

ここまでいい稽古ができましたので,この調子で本場所でもいい相撲が取れるように,頑張ってきます。みなさん,15日間どうぞご注目,よろしくお願いします。

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