荒汐部屋　大相撲

大相撲，荒汐部屋の日常をお届けします。師匠は元前頭・蒼国来。 [English guide to watching our morning practice]

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平成26年一月場所への意気込み

毎場所恒例，今場所への意気込みを荒汐部屋各員が語る。新年を飾る初場所は，師匠荒汐からの期待のメッセージを添えてお届けします。

常川（序二段西76枚目）

勝ち越したいです。というのも，先場所，ああいう形で負け越したので。先場所は，もともとムリと思って出ていったんですが，そうしたところ3-3まで行って，これは！と光を見て，その結果の負け越しだったので，その瞬間から，来場所は何が何でも勝ち越したい，そういう気持ちが強かったです。

さらに，この場所を終えると，私が入門してちょうど1年になるので，やはり三月場所は最高位でその時を迎えたいです。そのためにも何としても勝ち越したい場所です。

ここまでいい稽古ができていると思います。出稽古に行けて，同じレベルの相手とできるので，いろいろなことを試してみるのですが，うまくいったり，いかなかったりで，いろんなことを学べています。稽古の一番一番を場所の相撲の気持ちで大切にとりくんでいます。まだ，ムダな動きが多すぎると言われています。自分は，妙に稽古中，息が上がるのですが，これも余計な動きがあるからだと思います。そんな感じで，本当に稽古中はずっと考えながらやっているせいもあって，時間があっという間ですね。

今年の目標としては，「できる限り」頑張る。できる限り。具体的にどうこう言うと，達成できなかったときに落ち込むリスクがあるので，そのあたりのリスクマネージメントを考慮して，「できる限り」頑張る，と。常に，自分にとっての「出来る限り」を考えて実行する一年にしたいです，はい。

師匠荒汐より

常川は，先場所のように前に前に出てれば大丈夫。稽古も同じ。ひたすらああいう相撲の稽古をするように。

剛士（幕下西36枚目）

自分なんかに取材してもらっても仕方がないですよ。と，新年早々ネガティブになってみました。

2場所連続で2勝止まりで負けて越して，さすがにこれ以上負けてばっかりはいられないでしょう。そろそろ，とは思うんですけど。く～。まあ調子自体はぼちぼちいい感じで，特に気にするようなことは何もないんですけどねぇ。

正月はゆっくり寝て過ごしたんですけど，寝てただけなのにヘルペスになっちゃって，どういうことですかね。（さすが，剛士さんほどになると，稽古をしないことがストレスになるじゃないんですか？）はいそうです・・・って，へんなこと言わせないでくださいよ。非難ごうごうですよ。勘弁してくださいよ。

真面目な話に戻しますけど，去年は優勝があって7枚目まで上がりましたけど，今年は優勝どうこうじゃなくて，実力としての最高位を更新したいです。番付の枚数というより，実力をその地位のところまで持っていきたいです。相撲もそうだし，体もそう。パッとみただけでも，自分の身体はまだまだで，あと10kgは増やして大きくしたいです。それに相撲も内容がバラバラ。あれこれ片寄ってる。気持ちも体も相撲も，全体としてもっとよくしていきたいです。つまり「総合的向上」これが今年の目標です。