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【連載】平成25年九月場所を振り返って

常川(序二段東95:4勝3敗勝ち越し

あ゛っす。おかげさんで,給金を直すことができました!

序二段で初めて勝ち越すことができて,最高の気持ちで千秋楽を迎えることができました。序二段で勝ち越すことを一つの目標にしていたので,今場所はその目標が達成できて嬉しいです。

先場所は,怖くて立ち合いに頭を背けてしまっていたので,稽古場でも頭から真っ直ぐいくように意識的にやっていました。少しずつですけど,良くはなってきていると思います。

相撲内容はまだ押すことしか教えてもらっていないので,とにかく押すことだけを考えてやっています。今場所は,差されて無我夢中で投げを打って勝った相撲もありますけど,来場所はそんな相撲では通用しないと思います。今場所はラッキーな要素もあったと思いますので,来場所こそ,本当の意味で勝ち越したいです。

突光力: 「常川は,なかなか持っています。‘何を持ってるか’は,これから明らかになってくると思います。それは,稽古場よりも,ホームページ上でじわじわと明らかになることでしょう。」

常川

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飛騨野(序二段東51:3勝4敗)

・・・想定外です。勝ち越しだけをイメージしてましたので。

あぁ,秋空の白星よ,一体どこに消えてしまったの?

本場所が始まる前日に誕生日を迎えて,23歳になりました。ということもあって,今場所は新たなスタートの場所にしたいと思っていた初日,想定外にも黒星発進となってしまいました。ここが痛すぎです。自分の場合,廻しを取られたらどうしようもないので,次の相撲からは,とにかく立ち合い強く当たって押していくことだけを考えて,取るようにしました。それで3勝3敗まできて,最後の相撲も当たって押していくことを考えていたのに,なぜか差しに行ってしまって・・・。結局上手投げを食ってしまい,負け越してしまいました。それもこれも差してしまったのが,敗因です。なんせ自分は,廻しを取ってしまったら,「これをどう使ってどう攻めたらいいんだろう?」ってレベルですから。自分には押ししかないんだ,と。今場所は,それを本当に痛感しました。

今場所の俳句も,勝ち越した時のことだけをイメージしていたので,「勝ち越しバージョン」しか用意していません。そんなわけで本来ならば,「中秋の 月も自分も 白い丸」と,なるハズだったんです。でも,負け越してしまいましたので・・・んんと,どうしようかな。

(困った時には,『俳句の飛騨野』生みの親,廣瀬プロデューサー登場。)

廣瀬: 「中秋ときて,月に繋がるのは,なんかそのまんまでしょ。中秋ときたら,ウサギを登場させた方がいいな。」(という廣瀬プロデューサーのインスピレーションをもらって出来た,飛騨野幹人平成25年九月場所の一句。)

「中秋の ウサギが食べた 白い星」

飛騨野

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廣瀬(序二段東42:5勝2敗勝ち越し

入門以来初めて「あと一番勝ったら6勝」,それから「あと一番勝ったら三段目」という経験ができました。良かったと言えば良かったですけど,「あと一歩」何かが足りなかった。その「何か」をこれから探していきたいです。

今場所は2連勝でスタートして,次に負けて2勝1敗になったところで,自分的には2勝2敗になるかな?と思ったんです。なんでって?だいたい自分の場合,1敗するとテンションが激下がるし,まぁこれまでの星勘定の流れ的にもそうなっちゃうかな,と。でも今場所はそこから,3勝1敗になったところで,キター!!!と思いました。

「初の6勝」と「初の三段目」がかかっていた最後の一番,皆よく「この一番勝ったら昇進」みたいな一番はすごい緊張するっていうじゃないですか。自分の場合,部屋でもリラックスしてて,前日とかも全然緊張しなかったんですよ。こんなもんなのかなぁって場所入りしたら,支度部屋に入ったあたりで,ガッチガチに緊張してました。相撲の方は,攻めてたところで,土俵際足が出てしまって負けてしまいました。もったいなかったすね。でもこれはまだ「何か」が足りないんです。

ま~それでも今場所は,入門以来初めて部屋の中で一番早く勝ち越すことができたし,あと自分的には入門以来初の二場所連続5勝2敗だったんで,良しとしたい場所になりましたね。

大波: 「あ!そうか!廣瀬は二場所連続5勝2敗だったんだ!!!すごいじゃん!!!」

っていうか,そういう大波だって,二場所連続5勝2敗じゃん。

大波: 「え?オレ?二場所連続5勝2敗?あ,ホントだ!!!そうじゃん!!!」

廣瀬

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